Intuition ページ33
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それに、Aのことずっと前から知ってた気がするんよね。
なんでやろ。
Aを見ると懐かしい気分になるっていうか、変な感じだ。
まぁ考えてても仕方ないか、寝よ。
楽天的で単純な俺は、特に気にすることもなくベッドに入った。
……すぐに夢に堕ちてしまった俺は、明日起こることなど予測もしなかったのだった。
―――――――――――――――
今日の予定は、取引先の相手の屋敷での会食。
本当はディナーの方にも誘われたのだが、面倒くさいのでパス。
せめて昼食だけでも顔を出してこいとうらさんたちに言われてしまい、執事であるAをそばに置いて相手の屋敷に向かった。
『坂田様、もうすぐご会食のお時間ですので、参りましょう』
細い手首に巻かれたエナメルの腕時計に視線を落としながらAはそう言った。
軽く頷いて、Aがドアを開けてくれてから車から降りる。
と、あちらの屋敷の執事なのか、老紳士のような人が近づいてきた。
花「坂田様ですね。お待ちしておりました。私は当屋敷に仕える執事の花岡と申します。早速ですが、ご案内いたしますね」
白髪の映える見た目に反して、背筋が伸びて言葉遣いや抑揚も流暢、まさにベテランといったところだ。
斜め後ろに控えるAも、憧れるような眼差しで花岡さんを見ている。
そっか、こいつも執事やったっけ←
……なんか忘れてまうんよな、Aが執事ってこと。
だってほら、後ろからついてくるAの姿はごく自然でスマート、なのに、何故か自分より小さな少女が後を追いかけてきているような、そんな感覚がする。
ちらっと斜め後ろを横目で見るも、そこにいるのはいつものAだった。
真面目で神経質そうで、容姿端麗、成績優秀。だけど俺らに対しても辛辣で毒舌を吐く。
そんなあっけらかんとした奴だけど、どこか俺たちには一線を引いて接しているような、自分のことをあまり話さないミステリアスな奴だった。
今だって、その宙を見据えて居る瞳が何を考えているのか分からないほどに闇色に沈んでいる。
そんな俺の視線に気づいたのか、歩きながらAは俺の耳に口を寄せて、『どうかなさったのですか？』と聞いてきた。
耳に少しかかる吐息がくすぐったくて、思わず赤面しそうになる。
もちろん本人は無自覚だろうけど。
………って、なんやねんこれ！？
俺って結構気持ち悪かたっり……。
―――――――――――――
曲パロのお話書きたいな〜……なんて。
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kne(プロフ) - 続き楽しみです。 (2021年9月14日 0時) (
レス) id: ee34aec55d (このIDを非表示/違反報告)
れい(プロフ) - リスさん» リスさんなんですね！私はこたぬですが基本的に箱推しです (2021年7月4日 12時) (レス) id: 79c7e82e9a (このIDを非表示/違反報告)
れい(プロフ) - ぱるむさん» お返事が遅くなってしまい申し訳ありません汗 ありがとうございます！ 今リメイク版を作成している最中なので、もうしばらくお待ちいただけると嬉しいです (2021年7月4日 12時) (レス) id: 79c7e82e9a (このIDを非表示/違反報告)
れい(プロフ) - ランデブーさん» ありがとうございます！そう言ってもらえてとても嬉しいです (2021年7月4日 12時) (レス) id: 79c7e82e9a (このIDを非表示/違反報告)
リス - 私も志麻リスです！ (2021年6月24日 22時) (レス) id: 016461b9aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：よる | 作成日時：2020年7月30日 16時
