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観察四 ページ5

「山崎さん!」

”走る”という考えに囚われすぎて、
山崎さんにぶつかってしまったのだった。
体勢的には、私が山崎さんの上に
乗っかっている感じだ。
なんだこの少女漫画的展開と
乙女ゲー的セリフ。ふざけるな、
私には似合わないんだよこの野郎。

「ご、ごめんなさいごめんなさい
ごめんなさいごめんなさい!
本当にごめんなさい!」

すぐさま退き、
ペコペコと頭を上下させて謝る。
最悪だ、山崎さんに危害を加えないという
自分のルールがあったのに。

「いや、そんなに謝らないで……
なんか俺が悪い人みたいになってるから!ね?!」

「ほ、本当にごめんなさい!
ああ、隊服も汚してしまって……弁償します!」

いっそ土下座しようと考える私に、
山崎さんは

「大丈夫だから!ほら見て!
すごい健康体だから!THE健康!」

と叫ぶように言って笑った。
後から思えば、それは私の謝罪撃から
逃げようとしていただけなのかも知れないが、
私はその笑顔と、次いで頭を
撫でてくれたことによってそんな事は
考えもしなかった。
そもそも思考が停止していた。

「へ、へ……?」

「じゃあ、俺行くね。
石城さんも気を付けて!」

結局残された私の脳内では、
どんな理由であろうと山崎さんに
触れる事ができた事実と、
嫌われずに済んだという安心感しか
なかったのだった。

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おと姫と愉快なサカナたち(プロフ) - 山崎ィィィ!かわいい&イケメンンンンン!惚れた。あ、ちゃうわ。もとから惚れてるや。かわいいすぎる。結婚しよ。(真顔)← (2019年3月10日 17時) (レス) id: e21618e8ed (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2017年12月17日 12時

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