となりの相楽さん【銀魂】

その４ ページ18

「それは買い物帰りに貴殿達が騒いでいるものだから、思わず何が起きたのか聞いてしまったのでござるよ。好奇心の塊、というやつだな。

いやはや、その度は大変失礼した。確かに考えてみれば野次馬なる行為であったな」


土方「ホントだよ全く…まあいい、次からは気をつけろよ？」


「うむ、すまなかったな。では拙者はこれで」


土方「おう、気をつけて帰れよ〜…って待たんかいィィィ！！確かに事件についてだがそうじゃねェだろ！！！」



"お前だろ、最近の天人殺しの犯人は！"



そう土方が怒鳴ると、Aは今度こそ理解した様で拳をポンと叩いた。



「なるほど、その事であったか。早くそれを言ってくれればよかったものを」


土方「普通言わなくてもやってたらわかるだろ、何なのお前バカなの！？」


そんなツッコミを入れた後、既に疲労を感じてきた土方は溜息をつきながら「…まあいい、さっさと供述しろ」とAに命じた。


するとAも今度は真面目な表情を浮かべて口を開く。


「如何にも、近日天人を重傷にさせてしばらく動けない様にさせているのは拙者でござる。

確かに巷では拙者は天人殺しとして知られている…だが決して殺しはしていないでござるよ。」


土方「んな事ァ知ってんだよ。実際春雨の手先がテメェを殺そうとしてるって話も聞いたしな」


「知っているのなら話が早い。要は拙者はただ単に拙者を危険物扱いして殺そうとする輩を返り討ちにしてるだけござるよ。」


土方「…だからっつってな、廃刀令に違反してないとはいえ、木刀でお偉いさんを病院送りにするのもちょっと…」


「……まあ、


たかしちゃけばヤバイよね。はげどー」


土方「いやなんで急にギャル語使ってんの、何言ってるか全然わかんねーんだけど」


「拙者の年代の人達ってそーいうとこまぢおっさんだよね、ウケる笑」


土方「オイいい加減キレるぞエセござる侍」

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