５：昼食エンカウント！ ユウside ページ6
「子分！早くしないとデラックスメンチカツサンドが売り切れちまうんだゾ！」
リアン先生の授業が始まってから早数週間。
なぜか日本語の授業が他のクラスより少なくて不満です。
学園長脅そうかな…？？？
目をキラキラさせて食堂へ向かうグリムをなんとか見失わないように気をつけながら後を追う。
ろ、廊下は走らないようにしないと…。
「グ、グリム…ちょ、待っ…」
「デラックスメンチカツサンドー！！！」
開始10秒で見失った…
元の世界にいた頃から運動神経が悪かった僕が、あのおてんばグリムに追いつけるわけがない。
ほら周りの生徒にも「苦労してるな、監督生…」「今度お疲れ様会でも開催する…？」なんて言われてしまっている…！！！
「大変だなぁ、ユウ」
「そうなんです…またグリムが………ひぇ」
歩く18 . 禁が目の前にっ…！！
僕の後ろから声をかけて来たのは、我が推し、リアン先生。
着流しの隙間から見える鎖骨が色気を醸し出している。
え、むり。
「捕まえてきてやる。ちょっとここで待ってな」と言ったリアン先生は僕の頭を撫でてグリムが消えた方へ行ってしまった。
え、待ってやったぁ。
元の世界で、僕が何回も検索した「推し 頭撫でられる 二次元」が叶った…！？
…そういえば、グリムの気配って分かるのかな。
あ、でも原作のプロフィール欄に「特技：気配察知」って書いてあったな。なら大丈夫か。(謎の確信)
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「ふな〜！離すんだゾ！」
「はいはい、大人しくしてろ。な？」
「ふ、ふなぁ…」
首の根っこを掴まれたグリムがやって来た。
グリムは暴れているもののリアン先生に顎の下を撫でられると大人しくなった。
先生の手にはデラックスメンチカツサンド。
「ほらグリ坊。コイツやるからあんまユウを困らせるんじゃねぇぞ
ユウ、ほいっ」
「あ、ありがとうございました…！その、お金…！」
「どこに生徒から金をたかる教師がいんだ。大事にしとくもんだぜ？」
そう言うと、僕の前からフワッと消えたリアン先生。
もしかして今のって！
「め、明鏡止水だ…！」
(…ん？もしかして僕、リアン先生に認知されてる？え、マ？)
(俺、最近監督生が怖い…)
(エース、僕もだ。)
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ラッテ(プロフ) - りんご飴さん» コメントありがとうございます！面白そうと思っていただけて嬉しいです😊これからも頑張ります…！ (2021年11月1日 14時) (
レス) @page13 id: b7431ab175 (このIDを非表示/違反報告)
りんご飴(プロフ) - これから面白くなってきそう！これからも応援してます！お気に入り失礼します！！( ｡･ω･｡)ﾉ 凸ﾎﾟﾁｯ (2021年10月31日 22時) (レス) @page10 id: 0ea8b0dbfd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ラッテ | 作成日時：2021年10月10日 19時
