キュウレンジャーの副司令は捻れた世界へ2 (ページ27)

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《ディアソムニア寮・中庭》

寮生に教えてもらった通り中庭へ向かうと訓練中のシルバー先輩とセベク、それからリリア先輩の姿を発見

「リリア先輩！マレウス先輩！」

リリア「ん？おーA帰って来ておったか」

マレウス「おかえり」

「はい、只今戻りました♪シルバー先輩とセベクの訓練は始めたばかりですか？」

リリア「うむ、そろそろ休憩させるか…おーい！セベク、シルバーそろそろ休憩せんか？」

セベク・シルバー「「！！」」

リリア先輩の声で訓練を一時中断する2人

「あ！そうだ……リリア先輩、マレウス先輩。帰って来て早々に申し訳ないのですが、お願いがございます」

マレウス「なんだ？」

「実は……」

私は昨日の夜、エースとデュース、ユウとグリムに私の正体を明かした事を伝える

「そして、4人は私の正体を知っても変わらず友人でいてくれると言ってくださいました」

リリア「そうか…よかったの」

「はい！」

セベク「Aにもついに友人ができたのだな」

シルバー「それでも1人で無理だと感じたらすぐこちらにも相談してくれ」

マレウス「そうだな…僕も新しくできた友人の為ならばできる限り力を貸そう…それでお願いとは？」

「あ！そうでした、実は4人に私の事を話したのは良いのですが……何やら嫌な予感がするのでもしかしたら少しの間、寮に帰る事が出来なくなるかもしれません。念の為今日と明日も外泊をしてもよろしいでしょうか？」

リリア「なんじゃ、そんな事か…別に構わんぞ？のう？マレウス」

マレウス「あぁ、僕も構わない。ここには特別なルールは設けていない…だが事が終わり次第、必ず寮に帰ってくる事だけは約束してくれないか？」

マレウス先輩から出された条件は必ず寮に帰る事

「わかりました。しかし、あの子が戻るまでまだ時間はありますのでそれまではセベク達の訓練に参加してもよろしいですか？」

リリア「よいぞ！」

それから私はしばらくセベク達の訓練に付き合ったのだった

まさか今日のパーティでとんでもない事態になっているとも知らずに

ユウSide

庭のバラを塗り終わりパーティ会場へ向かうと

ハーツ寮生「我らがリーダー！赤き支配者！リドル寮長のおなーりー！」

ハーツ寮生たち「リドル寮長、バンザーイ！」

そこには寮長服に身を包んだローズハートさんとトレイ先輩がいた

リドル「うん、庭のバラは赤く、テーブルクロスは白。完璧な『なんでもない日』だ。ちゃんとティーポットの中に眠りネズミ