【沖田総悟】お前を守る

episode43 ページ44

お姉ちゃんのこと思い出すと逃げ場のない悲しみがやってきて、足元が崩れていくような感覚になって、息が苦しくなって頭が痛くなって。

そんな症状がAの身を襲うようになっていた。



それも1回じゃない多い日には1日に4回ほど起こるようになっていた。
睡眠時間もあまりとれないほどに。


貴「また、、、か、、、」


神威「大丈夫？またお姉ちゃんのこと考えてたの？ちゃんと寝てるの？」

心配そうに神威は聞いてくる。

貴「うん、ちょっとね。考えないようにしてるんだけどね、心配かけて本当にゴメン。」


神威「Aは何でも1人で抱えすぎなんだヨ。いつでも頼って。それにちゃんと寝なきゃダメだヨ。Aのことは俺が守るから。」

貴「うん、ありがと。」
今までそんなこと言ってくれる人がいなかったから不思議な感覚で、嬉しくて。


本当にかけがえのない大切な人だった

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