本当の笑顔俺だけに見せろよ。【ハイキュー】【影山飛雄】 (ページ29)

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28話ページ29

日向side

翔「なんで名前聞いたんだ？研磨の事気になるのか？」

「そ、そうなのか？」

影山の焦る反応見て思わず吹き出しそうになってしまった。

『まぁ、ある意味気になる。』

翔「えっ！？(冗談で聞いたつもりが！)」

『研磨さんとは昨日公園で会って、ここまで道案内したの！名前も聞いてなくて東京から来たとは聞いてたけど、まさか音駒の人だったなんてビックリしちゃった。』

翔「そう言う事か！よく迷うんだな、研磨は(笑)」

言葉は発せずとも、表情がコロコロ変わる珍しい影山が見れた所で俺達は体育館に入った。

翔「ほぉー！！天井たっけぇ！！」

黒「あ、もしかして…あっちにいる美人がマネージャーって事は、君が幽霊部員？昨日は研磨が世話になったよ。」

『あ、はい。…はじめまして。下崎Aです。』

「お前音駒のセッターにどんな自己紹介してんだ。」

『いや、バレーやってるって言うから私もバレー部の幽霊部員なんだって言っただけで、、、まさかそんな覚えられ方してるとは…』

黒「ははっ。君たち面白いね。俺は音駒の主将黒尾だ。そんじゃまた後で！」

これから……この人たちと戦うんだ。

ーーーーーーー
下崎side

大「アップ始めるぞー！」

なんかドキドキする…普段ベンチに入っていいのは監督と顧問、マネージャー1人だが、練習試合って事で私もベンチに座らせてもらっている。

『始まる前に、、、トイレ行ってきます！』

潔「はーい。(あれ？さっきも行ってたような…)」

＊＊＊＊＊＊＊

『ふぅーなんで私が緊張してるんだ。』

研「あ、幽霊部員。」

トイレから戻ろうとしたらばったり研磨さんに会った。

『あ！！ききき昨日は馴れ馴れしくタメ口で話してしまってすみません！』

研「いや、、いいよ。そーゆう体育会系みたいなの苦手だし。タメ口のままで。」

『確かに嫌いそう…(笑)』

研「一応言うけど試合、多分君が描いてる結果にはならないと思う。」

『？？それって、どういう、、、』

研「俺達のチームは強いと思う。因みに俺じゃなくて、皆が。」

『烏野が勝てないって事かな？
……だとしたら、それはそれでいいんじゃない？』

研「…え、いいの？」

『勿論、負けるのは悔しいし負けて欲しくないけど、彼らは初めてあのメンバーで試合をするらしいし、最初は手探りなのは誰だってそうでしょ？初めから上手くいくなんてそうそう無いもん。簡単に言えば烏野はまだ雛鳥ってところかな！』