・【中】 ページ17
とりあえず万事屋と山崎をパトカーで引き、パトロールを続ける。
その間にも、町の女から沢山の贈り物を貰った。
ったく、どこで仕入れてくんだよンな情報。
・
夕刻を過ぎ、パトロールを終えて屯所に戻り少し机仕事をしていると、夕食の時間になった。
さて、食堂はどうなってんだ、あんま散らかしてたら切腹だぞ。
そんなことを思いながら、食堂のドアを引く。
「「「「副長!お誕生日おめでとうございます!」」」」
そこにあったのは、ごく普通の誕生日会の様子だった。
普通って言っちゃあ聞こえが悪ィが、まぁ要するに、Aがいつも全員の隊士分開催する誕生日会と全く一緒だった、って訳だ。
どこか安心したような、それでいて何かが足りないような、そんな気持ちで「おう、ありがとうよ。」と言いいつもの席に着く。
目の前に座るAは、笑顔でプレゼントを渡してきた。
『はい、トシ!!サザエさん方式だから年齢は変わらないけどおめでとう!』
「それを言ったらお終いだろうが。」
開けていいか?と聞き、プレゼントを開封すると、箱の中に入っていたのはマヨネーズ型のライターだった。
『もういい歳だからカロリーとか気にしないとって思って、カロリーハーフにしてみたよ!』
「おお、ありがとよ。」
じゃあ私司会やってこなくちゃ!と、パーティー用の帽子を被り設営されたステージに向かって行ったA。
その後ろ姿を見ながら、何故だか少しさみしい気持ちになる。
「あっれ土方さん、もしかしてAさんが素っ気ないから寂しいんですかィ?」
「ンな訳ねェだろ、元気100倍だわ。」
沖田に核心を突かれたのが悔しく、つい嘘をつく。が、ソイツは「へぇ〜」と言いAの所に行ってしまった。
・
ビンゴ大会、出し物、俺からの言葉など、定番的な誕生日会のプログラムを終えて部屋に戻る。
風呂に入り、布団を出し終え、眠りにつこうと思った瞬間
『トシィィィィィィ!!誕生日おめでとうぅぅぅぅぅ!!』
パーティーハットにちょび髭メガネ、キラキラの金のシャツに大きく広がった赤のスカートを履いた、まるで米国の歌番組の司会の様な格好をしたAがやってきた。
続く お気に入り登録で更新チェックしよう!
最終更新日から一ヶ月以上経過しています
作品の状態報告にご協力下さい
更新停止している| 完結している
←【番外篇】ハッピーバースデートシ!【上】
170人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「銀魂」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ユズナ - 烏間先生の小説のパスワードほしいです。りょうやんさんの作品全部神だと思っています。銀魂全然見てないのにこの小説で見ようと思いました。 (2022年3月22日 8時) (レス) @page17 id: a68b317332 (このIDを非表示/違反報告)
、りょうやん。(プロフ) - やぁぶさん» 了解です!少々お待ち下さい! (2017年8月10日 18時) (レス) id: b831ce7405 (このIDを非表示/違反報告)
やぁぶ - 、りょうやん。さん» リクエストしてもいいですか?新選組で合宿みたいなことして夏っぽい事をしてもらいたいです!例えばBBQとか肝試しとか! (2017年8月10日 15時) (レス) id: f45bc48c1b (このIDを非表示/違反報告)
、りょうやん。(プロフ) - やぁぶさん» 大好きだなんて、照れてしまいます...笑 頑張ります!ありがとうございます^ ^ リクエストなどもよろしくお願いします! (2017年8月9日 16時) (レス) id: b831ce7405 (このIDを非表示/違反報告)
やぁぶ - この小説大好きです!これからも更新頑張ってください! (2017年8月8日 19時) (レス) id: f45bc48c1b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:、りょうやん。 | 作成日時:2017年7月13日 19時