七話 ページ7
「トシ、大丈夫?」
「………おう」
あのあと地獄を味わった土方は自室にてAの手当てを受けていた
「……あの野郎、本気で殴りやがったな……」
「あはは。総悟もせっかちだねぇ、トシに負けてないって感じかな」
そんなことを穏やかに言うAの手には団子の串が握られていた
ちなみにその団子とは土方が山崎に買わせてきた物である
「テメェも次アイツにあんなことしてみろよ……」
「うっ、あれは総悟が……!」
Aの言葉を最後まで聞かずに土方はAの手をぐいっと引っ張った
「……!ト、トシ、怒って、る?」
「……何でお前はそう思うんだ?」
その質問にAはきょとんとした顔をすると、言葉に詰まる様な仕草をした
「……確かに、何でだ……?」
「……お前は、」
そこで土方の言葉を遮るかの様に沖田が入ってきた
「おら土方、さっさと仕度しやがれィ。アンタは今日見廻りだろィ」
「……ああ。今行く、テメェはさっさと先行ってろ」
へーい、等と軽い返事をする沖田を見ながらAの唇を奪った
その行動にAは驚くが、やはり土方の力等には叶う筈がなく抑え込まれ二人はしばらく唇を重ねていた
「……テメェ、何してんでィ!早くAを離しやがれィ」
「はっ。Aがテメェのモンだぁ?寝言は寝て言えよ、総悟」
土方の挑発する様な発言に沖田は更に怒りを募らせる
そしていきなり沖田が怒りに染まった顔をニコリと爽やかな笑顔にしたと思うと何処から出したのかバズーカを出し、土方に向けた
「……テメェが消えればいいだけの話でさァ。グッバイ土方クソ野郎」
大きな爆発音と共に本日二回目の土方の悲鳴が響き渡るのだった
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マピト - 暇だ… (2019年3月3日 12時) (レス) id: 35c7a50c29 (このIDを非表示/違反報告)
マピト - 不定期更新ごめんなさい…… (2018年12月12日 20時) (レス) id: bde79dd3ad (このIDを非表示/違反報告)
マピト - Shiro兎さん» 更新頑張ります!! (2018年10月16日 16時) (レス) id: f38246cde8 (このIDを非表示/違反報告)
マピト - 感想ありがとうごさいます!Shiro兎さんの作品もとっても大好きです!お互い更新頑張りましょう! (2018年10月16日 16時) (レス) id: f38246cde8 (このIDを非表示/違反報告)
Shiro兎(プロフ) - この作品マジで好きです…控えめに言って超好きです!更新頑張ってください! (2018年10月15日 19時) (レス) id: 00438dbadd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:マピト | 作成日時:2018年5月21日 17時