二十四話 ページ26
「……本当に行くのか?」
「……ん。けりつけなきゃでしょ?それが終わったら全部話すよ!……だからトシ待ってて、やれば出来るってこと証明してやるんだから」
胸を張って笑うとトシは口許をぎこちなく歪めて笑おうとしてた
……ごめんなさい。
トシにこんな思いをさせる私はきっと『うつけもの』ってやつだよね
それでも終わらせてトシの隣に居ることを選びたくなってしまった
「……と、トシさん。あ、あのーちょっとだけ屈んで下さい」
「?……ああ、これでいいか?」
疑問に満ちた顔で私を見るトシに思わず笑うと少し睨まれた
私は恥ずかしい気持ちを押し殺してトシに自分からキスを仕掛けてみる
私からの突然のキスに驚いているトシに私はまた笑ってから刀を持って病室を出た
「……へへ、少しロマンチックかな」
私は一人で心寂しい気持ちに蓋をして病院を出ようとするとトシが窓を開けて何か伝えようとしていた
声は聞こえない
でも何をいっているのかは理解することが出来た
『帰ってきたときは覚えてろよ、A』
私達らしいね、トシ
やり返してみてよ、トシ
私は意気込んで一歩足を踏み出した
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マピト - 暇だ… (2019年3月3日 12時) (レス) id: 35c7a50c29 (このIDを非表示/違反報告)
マピト - 不定期更新ごめんなさい…… (2018年12月12日 20時) (レス) id: bde79dd3ad (このIDを非表示/違反報告)
マピト - Shiro兎さん» 更新頑張ります!! (2018年10月16日 16時) (レス) id: f38246cde8 (このIDを非表示/違反報告)
マピト - 感想ありがとうごさいます!Shiro兎さんの作品もとっても大好きです!お互い更新頑張りましょう! (2018年10月16日 16時) (レス) id: f38246cde8 (このIDを非表示/違反報告)
Shiro兎(プロフ) - この作品マジで好きです…控えめに言って超好きです!更新頑張ってください! (2018年10月15日 19時) (レス) id: 00438dbadd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:マピト | 作成日時:2018年5月21日 17時