一話 ページ1
「……全然犯人が来ない……」
「……ああ」
Aと土方が吉原で調査を始めて早四日が経とうとしていた
その為Aはぐったりとしているし、土方に至っては最早諦めの色が出始めている
その原因はそう、○○や近藤勲のせいであった
幹部組の二人は土方が吉原に潜入調査を行っていることを知っているのだが、何時もと同じ様に問題を起こしてくれる
例えば今日なんかは近藤がお妙に殴られ全治二週間の怪我をしたり
沖田なんかは町の建築物を二軒もバズーカでぶっ壊してくれたり
そのたびに土方は吉原から現場へ向かわなければいかないのだ
疲れるのは当たり前であろう
「……コレってあれでしょ？シーズン2とかの一話目とかだよね。開始早々こんなんでいいのか……？」
「……そういう発言は止めろ。確かにそうだがきっとあと少しでくる」
土方の答えにAは本当かなぁ、等と遠い目で呟いていると近くから甲高い悲鳴が聞こえた
「イヤァァァァッ！何っ、何よこれェっ！」
その悲鳴にAは素早く着物を脱ぎ捨て、何時もの隊服に着替えると刀を持って部屋を飛び出した
「……A、どうする」
土方の問い掛けにAは目を鋭く光らせながら当たり前の様に答える
「勿論、犯人を捕まえてボコボコにしないとねっ！！」
「……分かった。犯人の方はお前に任せてやるよ、こっちは俺に任せろ！」
Aはコクリと頷き、犯人を探しに走った
「……きっとまだ近くにいる、ここで逃がすわけには行かない……！叩っ斬ってやる……！」
しばらく辺りを警戒しながら色々な部屋を回っていると微かに血の臭いがする部屋を見付けた
「……返り血の臭い……？」
「うん、正解♪」
背後に気配を感じた時には既に耳元で男の声がしていて
気付いた時にはもうAの体は壁に叩きつけられていた
「っ、は……っ君、が犯、人……？」
Aの荒息紛れの問いに男はニッコリと笑いながら答える
「うん、俺が犯人だネ？」
Aはその危うげな雰囲気の男にはよく見覚えがあった
名は宇宙海賊春雨の団長、神威だ
「……あーあ、ここには弱いヤツしか居ないんだネ、お姉さんは強い？」
「……さぁ、これから分かるでしょう？」
Aはその言葉と共に神威に向かって刀を振りかざすのであった
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マピト - 暇だ… (2019年3月3日 12時) (
レス) id: 35c7a50c29 (このIDを非表示/違反報告)
マピト - 不定期更新ごめんなさい…… (2018年12月12日 20時) (レス) id: bde79dd3ad (このIDを非表示/違反報告)
マピト - Shiro兎さん» 更新頑張ります！！ (2018年10月16日 16時) (レス) id: f38246cde8 (このIDを非表示/違反報告)
マピト - 感想ありがとうごさいます！Shiro兎さんの作品もとっても大好きです！お互い更新頑張りましょう！ (2018年10月16日 16時) (レス) id: f38246cde8 (このIDを非表示/違反報告)
Shiro兎(プロフ) - この作品マジで好きです…控えめに言って超好きです！更新頑張ってください！ (2018年10月15日 19時) (レス) id: 00438dbadd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：マピト | 作成日時：2018年5月21日 17時
