19話 ページ21
「そこまで!」
晋助がボ〜としていると、零がそう叫んだ
すると、ようやく気付いたように道場内の者達がいっせいに零をみる。
「よぉ〜やく俺の存在思い出してくれたようだねぇ。
銀。もう少し回り込むのを早くしろ
じゃねぇと死ぬぞ?
太助の方はもうちょい振り方変えてみ」
「これ以上かよ」
「相変わらずよく見てますね。零さん」
口々に個性的な返事をする銀時と太助。
そんな二人を見ながらため息をついたあと
松陽に近付き話しかける。
「松陽。晋助の手当終わった
これからも此処に来た時は稽古に参加させてやってくれないか?」
「それはなぜです?」
「あいつも色々あるらしいから?」
不敵に笑う零に呆れたように溜息をする松陽
その光景を見て、銀時と晋助らは首を傾げる
零の考える事には誰一人として分かる者は居ない様だ
無論、松陽も含め……
仕方ない……その様に松陽は良いですよと返事をする
その返事に満足したのだろうか
零は喜び晋助に抱き着いた
「やったな!晋助!
これからも来ていいぞ!よろしくな!」
この行動に周りがざわめいたとか銀時が叫んだとかなんとか……
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作者名:しゅーや | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/sadohotaru1/
作成日時:2018年7月2日 12時