【銀魂】ワンって鳴いてみろ

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『調書の続きとるぞ』




土方は何事も無かったかのように表情を戻し


紙に目線を向けたのだ




『歳は』




『18歳でーす』



歳を言えば


土方は私のことをチラ見する



彼にはもっと私が大人っぽく見えたのだろうか





『住所は』




『歌舞伎町の＿＿＿＿』




『勤め先は』




『……それもいるの？』




要らないと思う、と聞いても



決まりだ、と言われてしまう




『ファミレスのウェイトレス』




『……まだ未成年だったな


家族とか、保護者になる奴はいんのか』




連絡する、と言われて


自分の頬が引き攣るのが分かった





『いない』




土方は何も言わず


黙ってそれらも書き込んでいく




その様子を、私はしばらく見ていた





『……ねえ、もう帰っていい？』



『別にいいが、一人じゃ危ない』




また何かあったら困るからな





……うわ、イケメン




土方さんはこういう所で


あの男とは違ってモテるんだろうなあ、と


しみじみ思ってしまった

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