携帯電話｡ ページ5
『ｹｰﾀｲって身近で便利だよねー』
大学の食堂で､俺はｹｰﾀｲから身を乗り出す貞子と会話していた｡
｢ちっさい画面からだと､やっぱ出てくるお前もちっさいな｣
親指姫くらいのｻｲｽﾞだ｡
しかし､かわいくない親指姫だ｡
というか､親指霊だった｡
｢ちょっと全身出て､俺の手の平に乗ってみろよ｣
『潰したりしない!?』
｢するかよ､気持ち悪い｣
俺は貞子の頭をつまんで､画面の外に出した｡
ちっさい貞子が俺の手に乗る｡
ｹｰﾀｲは待受に戻った｡
『Aー｡いきなりつまみ出さないでよー｡痛いなー』
貞子は頭を抱えてこちらを見る｡
目つき腹立つ｡
『小さいと不便だねー｡あ､ｲｲところにﾃﾚﾋﾞはっけーん!A!ﾃﾚﾋﾞまでGO!』
｢しょーがねぇな｣
ﾃﾚﾋﾞまで貞子を運んで､貞子はﾃﾚﾋﾞの画面に入り込む｡
｢Aー､ﾃﾚﾋﾞが見えないわよ｣
｢すんません!｣
｢って何!?その画面!?｣
暗闇に井戸｡
長い髪の女がこっちにﾀﾞｯｼｭしてくる｡
ぴょーん､と貞子が出てくると画面はもとに戻った｡
先輩には出てきた貞子は見えていないらしい｡
｢ﾃﾚﾋﾞの故障ですよ､先輩｣
俺は食堂を出た｡
外に出ると､貞子は細い指を俺に見せた｡
その指には､指輪が｡
『この指輪があたしの魂と外の世界､内の世界をつないでる｡呪いの力もAとの関係も､全部』
へー｡
『あ､でも外の世界にいられる時間は限られてるよ』
｢どれくらいだ?｣
『今は1時間くらいかな｡これから呪いが強くなれば､もっと長くなれるよ』
｢結構だ｣
『あたしを外に出してくれないと､呪いが強くなりまーす!』
｢構ってくれないと､の間違いだろ｣
貞子はぶつぶつ言いながら､ｹｰﾀｲに戻って言った｡
誰にも見えていないようだったし､ﾋﾏだったら出してやろうかな｡
呪われるのｲﾔだし｡
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ましゅまろほいっぷ(プロフ) - お返事頂けなかったので､執筆を続けさせてもらいます (2013年8月19日 22時) (
レス) id: b1bbb062d4 (このIDを非表示/違反報告)
ましゅまろほいっぷ(プロフ) - たさん» あと､個人的なのですが､呪怨と貞子って関係ありましたっけ｡私が知らないだけかもしれませんから､関係ありましたら是非教えていただけませんか(*^^*) (2013年8月10日 20時) (レス) id: b1bbb062d4 (このIDを非表示/違反報告)
ましゅまろほいっぷ(プロフ) - たさん» では､この小説を非公開または削除という処理でよろしいでしょうか｡た様だけでなく原作ﾌｧﾝの皆様に失礼なことをしてしまったのは恥ずべきこと｡た様の思ったように処理致します｡ (2013年8月10日 19時) (レス) id: b1bbb062d4 (このIDを非表示/違反報告)
ましゅまろほいっぷ(プロフ) - たさん» 不快な思いをさせてしまい申し訳ありません｡原作小説は読んだ上執筆しておりましたが､やはり原作に失礼な内容だったようですね｡ご指摘ありがとうございます｡ (2013年8月10日 19時) (レス) id: b1bbb062d4 (このIDを非表示/違反報告)
た - 原作レイプとはこのことをいう･･･････リングや、らせんさ呪怨などを見て貞子を勉強した上で書いて下さい。貞子も悲しいんですから (2013年8月10日 4時) (レス) id: 2f61fd7c47 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ましゅまろほいっぷ | 作成日時：2012年8月28日 19時
