貞子と俺の百物語｡

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おはようございます｡

俺は昨夜の髪長立体(しつこい呪い)女が夢でありますようにとお星さまにお願いしましたが､お星さまは所詮お星さまでした｡

今朝､ﾃﾚﾋﾞをつけたらまた絡まれました｡

『おっはよー!!A!!』

｢……うざ｣

ﾃﾚﾋﾞを消すと､ﾎﾟﾙﾀｰｶﾞｲｽﾄが俺に襲い掛かります｡

この5分間で俺は何回ﾘﾓｺﾝの電源ﾎﾞﾀﾝを押したでしょうか｡

『ﾑﾀﾞだよ｡あきらめなさいな』

窓のように､ﾃﾚﾋﾞの枠から顔を出します｡

｢ったく……しょうがねぇな｡らちが明かねぇ｡俺がﾃﾚﾋﾞを見れるようにするには､どうすればいいんだ?｣

俺は素直に聞きました｡

『あたしがﾃﾚﾋﾞじゃない画面に移ればいいんだよ』

｢どうすれば移る｣

『あたしの気まぐれ』

俺は素直にｷﾚました｡

『ま!待って!まず外に出して!あたしが外に出てもﾃﾚﾋﾞ見れるから!!』

外に出してあげることにしました｡

俺はなんて優しいのでしょう｡

『あたしはAの500m以内にある画面になら乗り移って外と内を出入りできるんだよ』

｢500m以内に画面が無かったら?｣

『魂､存在自体はDVDに戻って､出入りはできないね｡あ､でも呪いはいつでもAに存在してるから､安心してね』

｢安心できるか｣

『あたしは画面があれば､いつでもAの近くにいるからね』

………ふざっけんなぁぁぁぁあ!!!!!!

携帯電話｡→←出現｡

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