UBさちょさん ページ14
思いがけず、相葉さんと謎の仲良しを披露してしまいASILさんが笑ってくれて、場の空気が一気に和む。
プレッシャーを与えない柔らかい仕草でメモ帳を取り出したASILさんが、「じゃあ、」の言葉でインタビューを始めた。
「付き合い、長いんですね。」
「そうですね。この前数えたら20年越えてて。」
「ジュニアからなんでしょ？
シンメで踊ってて、デビューも同じグループになって。」
話していると、ASILさんが事前に俺たちのことを調べてきてくれたことがわかる。
こうなの？と聞かれて、それを俺と相葉さんがそれぞれ当時を交えながら会話する。そんな感じ。
昔話を聞かせてるみたいだなーなんて思ってたら。
「二宮くんにとって、相葉くんってどんな風に見えるの？」
「え？」
「にの、ぼんやりしてたろー。」
「してねぇわ。
相葉さんがどうみえる…？」
今までふたりのことを話してたのに、突然振られた俺1人への質問に、思わず口ごもる。
うーん、と考えてると、同じ質問をASILさんは相葉さんに問いかけていた。
「にのは…そうだなぁ。
いつも近くにいる人。」
「へぇ。プライベートでも？」
「いや。プライベートは全くですね。
俺の生活の中で仕事って大きくて、最近でこそ1人でやることも増えたけど…
振り返るとやっぱりそばにいるなって思いますけどね。」
「変な言い方になっちゃうけど、嫌になったりしないの？
喧嘩とか。ギスギスしたりとか。」
ちょっと気になって耳を傾けると、俺の視線に気づいた相葉さんがニヤリと笑った。
「ないですね。
俺も変な言い方しちゃっと、感じないというか。当たり前なんですよね、いるのが。嫌とか嫌じゃないとか、それ以前の問題かも。」
って。
ふーん。そうですか。
まぁ、そんなこと考えて一緒にいませんしね。
確かに俺も、アナタが近くにいるのは当たり前だな。
「二宮くんは？」
「…ちょっと遠く感じちゃいますよね。」
「へぇ？」
「紅白司会とかしちゃうし、ひとりでレギュラーたくさん持っちゃうし。
俺が知ってた相葉さんよりももっと、上に行っちゃって。
すごいですよね。」
って言ったら横からばしっとツッコミがきた。
「なんですか。」
「思ってもないこと言うなよな、お前！」
「思ってるから言ってるんでしょ？」
「俺にはわかる！お前が内心笑ってるのが！」
「勝手に人の心読まないでくれます？」
ちょっかいかけてくる相葉さんとぎゃいぎゃいしてたら、視界の隅で動く指先を見た。
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せりか(プロフ) - さくらさん» さくらちゃんー！遊びに来てくれてありがとう。UBに感じた切なさが、こんな形になりました。そう言ってもらえて、書いた甲斐があるよー。涙。ありがとうね。明るい未来に繋がるUB、伝わって嬉しいです。 (2017年11月16日 13時) (
レス) id: fe05f2340c (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - せりかちゃーん！ぎゅっと切なくて、でも柔らかい温かさがあって。UBを初めて聴いた時の感情を思い出したよ。素敵なお話をありがとう♪３年後、二人並んで笑っている姿が見えました＾＾ (2017年11月16日 0時) (レス) id: 39532f89de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：セリーンヌ・サチョーリカ
x他1人
作成日時：2017年11月13日 12時
