TWICEメンバーに恋、されちゃいました。2

休日 ページ37

気がつくと日がすっかり昇っていて、寝ぼけた頭で時計を見ると12時を回っていた。

朝どころか昼になっていて思わず飛び起きた。

俺はできるだけご飯を作ることや家事を担当する様にしている。

ただでさえ忙しい紗夏に迷惑はかけられない。

今日は休日だから尚更だ。

急いでリビングに向かうと、キッチンの方から声が飛んできた。

サ「おはよ。ご飯できたよ。」

貴「ごめん、作ってあげられなくて。」

サ「いいのいいの。たまには私が作るから。」

貴「ありがとう。」

紗夏は料理が上手い。

TWICEのメンバー決定オーデションの時も、紗夏だけ生春巻きを作ったことで話題を呼んでいたらしい。

今日のメニューはビビンバに韓国冷麺だった。

貴「いただきまーす。」

韓国冷麺をすする。

貴「美味しい！」

サ「良かった〜！」

紗夏のご飯は箸が自然と進むから好きだ。

あっという間に食べ終わり、紗夏と一緒にバラエティーを見ていた。

サ「ねぇ、A、今日は夜ご飯にバイキングでも行かない？」

貴「いいよ。行こう。そろそろまた日本に行ってツアー、あるもんね。」

サ「うん。今日からまた2ヶ月くらいオフがないと思うの。」

貴「忙しいよね、デビュー当時も注目されてたし、高校の時もだけど尚更忙しいんじゃない？」

サ「んー、まあそうかもね。でも楽しいからいいの。」

貴「いいよね、みんな仲いいもんね。」

サ「そうだね。」

韓国の女子グループでもこれだけ仲がいいグループは限られている。

しかもTWICEは人数がすごく多い。

不仲説は多少は存在するみたいだが、それでもすごいと感じる。

サ「あとさ……」

急に紗夏の表情が曇った。

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