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＿Tubaki.side
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Aの過去は、想像していたよりも残酷で
何より話している本人がたまに泣きそうな顔をするもんだから、その度に胸が締め付けられた。
スイ「話してくれて、ありがとう」
『…ううん、私も話せて少しスッキリした』
そう安心したように、肩の荷が降りた様子でフッと笑うA。
ぐれ「Aは、これからどうするの？」
『どうするも何も、別に変わらないよ。ほら、昨日もたまたまうちの店に来ただけかもしれないし』
スイ「いや、それは違うよ」
『えっ？』
そう言い切ったスイ。
どうやら、昨日お見送りの時にAが働いているのか聞かれたらしい。
椿「確か僕がデザート持って行った時も、ずっと誰か探してる様子だったかも」
今思えば、テレビに映ったAを見て探しに来ていたんだと思う。
『そっか…』
ときたか「仲直りしたいと思いますか？」
『も、もちろん…っ！でも、今更どうやって…』
さすがに、普通に会いに行く勇気はないよ。
なんて、いつもの彼女からは想像出来ないくらい小さな声でそう呟いた。
何か、僕たちに出来ること無いのかな。
自分たちから関わってしまった以上、仲直りさせてあげたい。
二人のきっかけになる様な。
目に見えるものじゃなくて、例えば思い出の味とか…
椿「…あっ、そうだ！ガトーショコラはどうかな！？」
ぐれ「それいいかも！お姉さんがよく作ってたんだもんね？」
椿「それなら僕にも手伝えるし、」
『それは無理だよ』
Aの大好きなガトーショコラ。
さっきの話でも出てきて、家族の思い出の味だと思うし、まさに仲直りのきっかけになるはず。
そう思って提案したけど、それに被せるように否定された。
『普通のガトーショコラは私にも作れるんだけど、お姉ちゃんが作ってたのは特別なんだ。
ただ、レシピが実家にあるから分からなくて』
ときたか「何を使ってたのか覚えてないんですか？」
『まだ小さかったから、美味しいって記憶しか残ってなくて…。今食べたら分かると思うんだけどね』
スイ「じゃあ俺が聞いてくるよ、そのレシピ！」
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しゃち(プロフ) - 鞠莉さん» コメントありがとうございます。ツインの双子役がまさか見れる日が来るなんて…て思いましたよね(泣)お話楽しんでいただけて本当に嬉しいです！そう言っていただけると頑張れそうです(><)これからも楽しんでください^^ (2022年10月24日 2時) (
レス) id: 94abb641fa (このIDを非表示/違反報告)
鞠莉 - こんにちは。小説読みました。鹿楓堂良いですよね…。私も鹿楓堂観ました。ツインタワーカッコイイです。ツインが双子役で共演すると決まった時は…願ってた夢が叶ったと思ってました。オリジナルストーリもあって、この小説楽しいです。続き…ゆっくり待ってます。 (2022年10月22日 18時) (レス) id: 9c72487d31 (このIDを非表示/違反報告)
亜由 - 遅くにすみません。小説読みました。続きが気になります。自分のペースで書いて下さい。 (2022年9月28日 3時) (レス) id: 056f326efc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しゃち | 作成日時：2022年9月26日 10時
