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『ゾムーーー！！！おーい！！！！！！』
彼のお気に入りスポットの1つである、校舎から少し離れた大きな桜の木の下で相変わらず私の声にも気づかず眠りこけるゾムを呼ぶ。
つい先程鬱コネシャオと話した内容を所々(かなり)省いて《ロボロに愛の言葉を囁いてもらおう作戦(仮)》の説明をした。
「めっちゃおもろそうやん！！！俺も協力したるわ！」
『本当！？やっぱりゾムは頼りになりますなぁ』
「任せとき。心無いシッマよりは役に立てると思うで！」
悪意のある言い方をしたような気がしたが気づかなかったことにしておこう。
そんなことはどうでもいい。ゾムを引き入れる事が出来たのならロボロに仕掛けるられることも増えるはず。
『ゾムを仲間に引き入れたのは良いんだけど、何をしたらいいのかって所で壁にぶち当たってるんだよね』
「せやなぁ……もうすぐ文化祭があるからその時に作戦実行したらええんちゃう！？名案やないこれ！！」
『いいじゃんそれ！！！ゾム天才か？』
いぇーい、と名案を生み出したゾムとハイタッチをする。最初からゾムに頼んでおけば半年も棒に振っていなかったかもしれないと少し後悔をした。
しかし半年もの間ロボロの照れた姿を見ることが出来たのは私としてはご馳走なので、ロボロの為だったら時間ぐらいどうってことないが。
「文化祭の準備期間から作戦を始めることにして、それまでの期間は今まで通り接したらええと思うで。急に態度がコロって変わったらあいつ焦ると思うねんな」
『成程、じゃあそうしよう！』
「そのためにはまずは腹ごしらえからせんとな。A、放課後マ〇ク行こうな！！！」
『うっ………シッマも連れていくね…』
「当たり前やん！！先帰ったらどうなるか分かってるやんなぁ？」
まんまとゾムの策略に嵌められた。こいつの元々の狙いは私とコネシマに食害をさせるつもりだったのかもしれない。
文化祭で作戦を実行する前にゾムの食害によって私のお腹が破裂してしまうかもしれないと考えると夢気分だった私の脳内は一気に現実へと引き戻された。
さようなら、私のお腹。
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少しだけの隙間から吹き込んでくる蒸し暑い風を浴びながら渡り廊下の窓から外を眺めると、周りよりも一際大きな桜の木の下で話をしている少年と少女が笑い合って手を合わせている。
「なんであいつが、っ……」
悔しそうに歯を食いしばって、そう呟いた。
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Rei - スゥー……………好きっす (2022年9月27日 22時) (
レス) @page21 id: 3f6ebddef1 (このIDを非表示/違反報告)
めいまる＠おたく(プロフ) - すきです（にっこり） (2021年3月9日 21時) (レス) id: 606f6ad43a (このIDを非表示/違反報告)
シェル(プロフ) - なコさん» ありがとうございます！長らくお待たせしてしまいましたが頑張っていこうと思っております！是非とも楽しんでいってください〜！ (2021年3月7日 0時) (レス) id: 50b168816f (このIDを非表示/違反報告)
なコ - ヤバイ、可愛すぎかよ。か、かわええ…！(語彙力皆無)こ、更新頑張って下さいッす！続き楽しみにしてるッす！←すんません (2020年12月26日 14時) (レス) id: 5cc4ee344d (このIDを非表示/違反報告)
シェル(プロフ) - ななさん» ありがとうございます！！ななさんの胸に刺さったようで良かったです！まだ先ですが、もっと甘くする予定なので良かったら見ていって下さい…！！ (2020年11月11日 17時) (レス) id: 50b168816f (このIDを非表示/違反報告)
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