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『ねぇロボロ？急だし腕痛いし…どうしたの！？』
「………」
何度そう訪ねても何も返ってこず、この状態になっていることが分からないまま廊下を駆けていく。
ロボロに手を引っ張られたまま階段を登って、また廊下を走って。
扉の前で止まり、やっと止まったと思えば信じられない程の力で開けた。
目の前には橙色と菫色が混ざった大きな空と地面に散らばる色とりどりな光が広がっていた。
ここは屋上か。
『ロボロ…本当にどうしっ…！？』
何回言ったのかと思える程の言葉を言おうとした瞬間、目の前が真っ暗になった。
ロボロに抱きしめられているのか。
あれほどゾムやコネシマにチビだのホビットだの言われている割にはすっぽりと胸の中に収まっていて、彼も男の人なんだなぁと、心臓がきゅっと締まった気がする。
暫くの間されるがままになっていると、ロボロが聞こえるか聞こえないかくらいの声で喋り始めた。
「なぁ、Aはもう俺のこと嫌いになったん？」
「俺じゃあかんかった？俺よりもええ人のこと好きになってもうたん？」
そう呟いた後、私の肩にぽつぽつと大粒の雨が降ってきた。
ロボロが泣いているんだ。
「俺、彼女とかできるの初めてでどう接したらええんか分からへんし、あいつらがおる所で堂々と話すなんて恥ずかしくて出来へんねん。」
「やからゾムとハイタッチして仲良さそうにしてたんも、その服で色んなとこ歩いてみんなに指さされてA可愛ええやんって噂されんのもコネさんが使ったあとのスプーン使ったのも！全部、全部嫌やってん！！！」
そう言いながら私から離れて、そのまましゃがみこんでしまった。
泣き顔を見せたくないのか腕に突っ伏したまま、言葉にならない程泣いている。
「でもっ……ひっ…今更、っ距離縮めたところで…っ…気持ち悪いだけやんか………なんなんこいつって、なるやろ…」
「……自分に自信が無いねん…俺……」
しゃがみこんでしまったロボロに目線を合わせるように屈んで、走ってボサボサになってしまった髪を整えるように頭を撫でながら言った。
『ロボロはさ、私といて良かったって思ってくれてる？』
バッと勢いよく顔を上げて、泣いて赤くなった瞳がこちらを見つめた。
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Rei - スゥー……………好きっす (2022年9月27日 22時) (
レス) @page21 id: 3f6ebddef1 (このIDを非表示/違反報告)
めいまる＠おたく(プロフ) - すきです（にっこり） (2021年3月9日 21時) (レス) id: 606f6ad43a (このIDを非表示/違反報告)
シェル(プロフ) - なコさん» ありがとうございます！長らくお待たせしてしまいましたが頑張っていこうと思っております！是非とも楽しんでいってください〜！ (2021年3月7日 0時) (レス) id: 50b168816f (このIDを非表示/違反報告)
なコ - ヤバイ、可愛すぎかよ。か、かわええ…！(語彙力皆無)こ、更新頑張って下さいッす！続き楽しみにしてるッす！←すんません (2020年12月26日 14時) (レス) id: 5cc4ee344d (このIDを非表示/違反報告)
シェル(プロフ) - ななさん» ありがとうございます！！ななさんの胸に刺さったようで良かったです！まだ先ですが、もっと甘くする予定なので良かったら見ていって下さい…！！ (2020年11月11日 17時) (レス) id: 50b168816f (このIDを非表示/違反報告)
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