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「なあなあ」
高橋「なんすか？」
「恭平くん携帯いじってばっか」
高橋「や、丈くんとLINEしてて、」
「...ふーん。」
ふーん、って...。
たぶんきっと、ほんまにたぶんやけど、
Aちゃん、嫉妬してる？
え？丈くんに？
「ほんなら、わたしも紫耀と電話してこよっと」
高橋「...え、」
引きとめようとしたけど、
...紫耀くんとAちゃんの間にある絆とか、そういうのは俺には計り知れんもので。俺なんかより紫耀くんの方がAちゃんのこと知ってるし、...紫耀くんってたぶんAちゃんのこと好きやし。
って一人で葛藤しているうちに、
Aちゃんはスマホを耳に当て、話し始めてしまった。
「紫耀！」
「ふふ、また一緒にディズニー行こうな」
「それええなあ！ペアルック！」
「はあ？紫耀ほんまアホやな」
高橋「...。」
あー、やっば仲良いねんなー、とか。
俺もAちゃんとディズニー行きたいなー、とか。
「ん、またね、」
高橋「Aちゃん」
「んー？」
高橋「...俺も、」
「うん」
高橋「俺もAちゃんと、もっと仲良くなりたい...、です」
「...！！かわいい！！！」
高橋「か、かわいいとか、嫌なんすよ...、」
「へ！？ご、ごめん」
高橋「そうじゃなくて！...かっこいいがいいっていうか、」
「〜〜〜っ」
Aちゃんは少し顔を赤くして、俺の手を握った。...かわいい。やっぱりAちゃんってかわいい。年上に見えへん。
「...ちょっと前から思っててん。最近かっこよくなったなーって。彼女出来たん？」
高橋「え！？出来てないっす」
「そうなん！よかった〜。まだわたしの恭平くんでおってな？」
高橋「...はい」
俺は一生この人の虜や。
と、思う。
続く (更新停止中)
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作者名：仙人掌 | 作成日時：2017年4月13日 16時
