最終話 ページ17
キミが走ってくる。
『怪我するよ。』
「キャッ」
案の定、キミが転ぶ。
「イテテテ」
『平気？』
「平気。」
照れ笑いをするキミ。
しばらく会わないうちにきれいになった。
『で？用は？ガヤが怒るでしょ』
「ありがとう。そう伝えたかったの。」
『俺こそありがとう。』
片想い、意外と楽しかった。
両想い、切なかった。
キミの笑顔、俺を苦しめたけど、励みにもなった。
「ひどいこと言ったよね。」
『本当。』
「好きだったから。太輔と付き合ってるから。」
『わかってる。』
「ありがとう。」
「A−！！！」
タキシードをきたガヤがキミを呼ぶ。
「本当にありがとう。」
『こちらこそ。ありがとう。』
キミが走っていく。
後ろ姿は俺にすがって泣いた日と違って強く、
綺麗で、
でも、やっぱり愛しい。
・
・
・
・
『A。好きだよ。』
・
・
『ありがとう。』
これから俺はキミに片想いをする＿＿＿＿＿
(片想い。)END...
終わり
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にのみぃ(プロフ) - 切ないですね… 玉ちゃんの気持ち、分かるかも笑 (2013年8月18日 22時) (
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作者名：奏楽☆ | 作者ホームページ：http://yaplog.jp/jani-ota_desu/
作成日時：2013年8月3日 19時
