【SERVAMP】 僕は何も…できない。

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『わたし、別の人…男の子になりたいです……』


まさか本当とは思えないような内容が脳内に響いてきた。

「―――本当に、君の願いはそれなんだね？」



少しの間をおいて、椿さんの声が聞こえてきた…と同時に霧のようなものがはれた。


と同時に俺の目に入ったのは――――――


「いや、誰？！誰なのそいつ？！」

既視感のある人物がそこに立っていた。

「あれれ〜？桜哉気に入らない〜？？」
「せっかく桜哉に似てる子にしたのに〜。」


「うわあ……！！」

その子は驚いて声が出なくなっているようだが、
俺は納得いかない。

「いや意味わかんないですからね椿さん！！」

「桜哉の弟ってことにして―――」

「悪意しかない！！」


いや、兄弟とかマジでないから。
お願いします男子でもういいですから外見変えて。

「まあ名前はAでいいんじゃない？」

「テキトーすぎますよ！！」

そのいい加減さにあきれて突っ込みもめんどくさくなってきたのだが


「Aかぁ……」

『瑠伽』で無くなれば何でもいいというのだろうか、その少年は本当に嬉しそうだった


「桜哉、とりあえず聞きたいことが…あ、お兄ちゃんって呼んだ方がいい？」

「君の好きにするといいよ」

椿さん、笑いこらえれてませんから。
心の声も心なしか聞こえてきてますから。


これも『嘘』だ。でも仕方がない。

「これから、兄弟として、そして下位吸血鬼の仲間として、よろしくな、A。」

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ラッキーサーヴァンプキャラ

リヒト・ジキルランド・轟　

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