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class11 ページ13

「抜け出したはいいけど…。」

どうやって2階の部屋へ戻れというのだ。

わたしに新たな能力が芽生えないか…などと考えてしまうのは、
ある病気がまだ治っていないということなのだろうか←

木登りとかをちっちゃいころにやってたりしたら、少しは登れたかもしれない。
しかし、落ちると危ないから、男の子じゃないのよ、という理由によりしたことはない。

「どうしろっていうのよ…」

もう言葉には諦めが混じりつつ、届くはずのない2階に手を伸ばして飛び跳ねていた…
もうそろそろ疲れたしとか考えつつ周りを気にしなかったので、後ろに誰かいることに気付けなかったようだ。

「なあ、あんた何してんの?」

いやもうほんと今日は名前知らない人に話しかけられますね
というか今忙しんで…え?今まで飛び跳ねてるの見られた?!

「あんた、もしかして2階に上がりたいわけ?」

その少年は身長が高いので、見たところ同年代位だろうか。

「そうだけど…。ていうか何さっきから見てるのよ!不法侵入で訴えるよ!?」

そもそも少年は庭の外にいるので侵入などしていない。
瑠伽は少し恥ずかしくなると暴言を吐く癖(?)がある。

だがその少年は特に気にする様子もなく、頭上に?を浮かばせながらこう言った

「いや…、だからもしそうなら手伝ってやろうかな―――と思って…。」

渡る世間に鬼はなし!!瑠伽は本気でそう思った

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

「あいつ…マジで覚えとけ…」

結局瑠伽はあの少年の手助けで2階には戻れたのだが、そのやり方がいけなかった

「あー、じゃあまず、この棺桶につかまってくれ。」

街中で棺桶が出てくること自体おかしい。

「よし、しっかりつかまってろよ―――」

事もあろうか、少年は棺桶を振り回しその勢いで瑠伽を2階に放り投げた(2階の窓は開いている)

名前を聞き損ねたが、そんなことはもういいと言わんばかりに瑠伽は疲れており。

そのまま自分の部屋のベットにダイブした

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ラッキーサーヴァンプキャラ

リヒト・ジキルランド・轟 


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作者名:結城真羅 | 作者ホームページ:   
作成日時:2014年12月31日 22時

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