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『……ん…ぅ…?』

私が再度目を覚ました時には腹部の痛みは大分引いていて、頭痛も無くなっていた。

少しの間ぼーっとしていると誰かが近くに来る感じがした。

?「あ、起きた?大丈夫?お腹の痛みとか…。どっか酷く痛んだりしない?」

1度目を覚ました時に居た少年だった。

『あ、…えと…大丈夫…です…。痛みは大分引きました…』

まだ状況整理できてないが、きっと少年が私を助けてくれたんだろう。

?「そっかそっか!それは良かった!!食欲はある?お粥持ってきたけど食べれる?」

そう言われ少年を見ると、手にはお盆を持っていて、上にはお粥が入っているであろうお皿があった。

『はい、食べれます。…ありがとうございます…』

?「いやいや!感謝なんて…!何より悪いのはこっちだしさ……」

少年は悲しそうな顔をして言う。

ん…?悪いのはこっち……?

『えっと…まさか…貴方が私を刺し「あぁ違う違う!僕ではないんだけど…その…身内がさ…」

苦笑しながら必死に否定をする姿を不覚にも可愛い、と思ってしまった。

『は、はぁ……』

まぁ、後で聞くとしよう…



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

お粥を食べ終わり、今少年は片付けに行った。

す、すごく美味しかった…誰が作ったんだろう…?
市販のものでは無いのは確かだった。

『そういえば…この部屋…不気味だなぁ』

食欲を満たすのに必死でよく見ていなかったが、今周りを見るとなんとも不気味だった。

ベッドの隣に大量の本が本棚にあるが、どれもこれも殺/人や、事件…何かの処理方法などばかりだった。

十字架のネックレスやドクロの指輪…?などが大切に保管されている。

もしあの少年の自室だとしたら相当チャラい……?

見れば見るほど、見たことないものが多く好奇心を擽られた私は腹部の痛みなんぞ気にせず探索し出す。


『わ、わぁ…何…これ…?』

机を適当に漁っていたら見慣れない小瓶を見つけた。
液体は紫色…?のような色をしていた。

『…?えっ……これ…』

机の奥深くに入っていた物は、



『しゃ……しん…?』

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作者名: | 作成日時:2021年11月28日 18時

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