難関攻略な彼【OC】【オリジナル】 (ページ5)

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『なんで…こんな大量に…』

しかも、どれもこれも…死んでいて……

？｢ねぇ。｣

後ろから聞こえた低音の声に私は声にならない叫びが出た。

？｢なんで人の机勝手に開けてるの？｣

笑ったままで感情が分からない人だった。
あの少年と違い私より身長が高い為見下ろされる形になる。

『ぁ……あ……』

声が出ない。
怖くて涙が出る。

＿私…死んじゃうの…？

そんな考えが頭をよぎる。

暫く沈黙が続くとドタドタと走ってくる音が聞こえた。

？｢ちょっと鯖！急に帰って来られても困るよ！…って、え！？大丈夫ですか！？｣

少年は私の存在に気づくとすぐに近づいて男の人との距離を離す。

待って待って、理解が追いつかない。

鯖？｢その人が勝手に俺の机開けてたから。何してるんだって言ってた。｣

？｢そうなの…？｣

少年はびっくりした顔で、焦った顔をして私を見る。

『え…えっと…その…気になるものが多…くて……その…』

もごもごとしていると男の人ははぁ、とため息をついて

鯖？｢いいよ。別に。いつかその人だって｢それ以上はだめ！｣はぁ……｣

とりあえず、怒られないことは分かったので安心した。

のもつかの間

ﾄﾞﾝｯ

『え…？』

私の顔のすぐ側にはナイフが刺さっていた。