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Hate.5 ページ6

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この日からだった。私の平和な日常が壊れ始めたのは。





奈由「1年3組、堀田奈由です!至らないところもあると思いますがよろしくお願いします♡」




『よろしくね、奈由ちゃん。』




奈由「はいっ!」







最初は単純に、明るくて可愛くていい子だと思った。けど、3年生を中心として部員に媚びるような光景はどんどん増えていった。






奈由「及川先輩〜、これのこれのやり方って、こうですかぁ?」




及川「えっ?これ、Aちゃんが教えるってことになってるはずだけど?」




奈由「A先輩のは、分かりずらくて♡」




及川「分かった。じゃあ俺が教えるね。」




『......すいません.......。』







私は奈由ちゃんに、分かりずらく教えた覚えはない。前に及川先輩に説明してもらったのと同じように説明したのに。





『奈由ちゃん、ドリンク作ってくれる?私ビブス洗ったりしたいといけなくて。やり方教えたから出来ると思うんだけど.....。』




奈由「え?私がやるんですか?」




『うん。人手が足りなくて.....お願い』




奈由「分かりました。」




及川「はーい皆休憩〜!」




『ドリンク、奈由ちゃんが作ってくれましたよ、どうぞ。』




奈由「花巻先輩〜、どうぞっ♡」






3年生と2年生の目立った子達には自分で配りに行くんだ.......すごい子だなぁ笑






『国見くん、金田一くん、はい。お疲れ。』




金田一「あ、あざッス!」




国見「.......ありがとうございます」






国見くんは相変わらず無愛想だなぁ.....笑





国見「あの、Aさん。」




『えっ?』






国見くんが私に話しかけた?!






国見「あいつ、奈由、俺あんま好きじゃないんでドリンクはAさんが配ってください。少なくとも俺には。」




金田一「お、おい国見........。」




『あー、うん。分かった。』ニコッ





国見「......../////どうも。」





国見くんと話終えるとさっきまで奈由ちゃんがと話していた及川先輩の声が聞こえた。






及川「うわっ!なんか味めっちゃ濃いんだけど?!」




松川「俺の逆、めっちゃ薄い。ていうかこれ水だろ。」




『え.......』




岩泉「A、今日は奈由が作ったって言ってたよな。」




『はい、言いました。』




奈由「ちっ、違うんです!私はA先輩に教えられたとおりにやったんです!!」

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(プロフ) - いけさん» ありがとうございます! (2020年4月17日 21時) (レス) id: 68d462a19c (このIDを非表示/違反報告)
いけ - 更新待ってます (2020年4月17日 20時) (レス) id: a4c4a444aa (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2020年1月6日 22時

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