キラワレモノ【HQ/青葉城西】 (ページ36)

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Hate.35 ページ36

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マネの仕事をささっと片付けて、帰る支度をする。

私が急いで体育館を出ると、校門の前で寄りかかってスマホをいじる国見くんがいた。

『ごめっ....おまたせ......ﾊｧ』

国見｢そんなに急いでこなくてもよかったのに｣

そう言いフッと笑う国見くん。なんかキャラ違くね？え？気のせい？←

『じゃあ、行こ！』

国見｢はい｣

無言で歩く。気まずっ！！いつのタイミングで言ったらいいの？！

『あっ、あの！！国見くん.....』

国見｢.....はい｣

私はもうここしかないと思い公園の入口の方に呼び寄せた

『あの.....ね...その、告白のことなんだけど』

国見｢はい｣

『最初は、私のこと信じてくれて、庇ってくれてほんとに嬉しかった。改めて、ありがとう』

国見｢.......はい｣

『部内で一人ぼっちの私の恩人は国見くんだったよ。その時から、』

『もうとっても大好きです』

国見｢っ.....///｣

国見｢っはぁ～/////フラれるかと思った.....｣

『ふふっ、びっくりした？』

国見｢あんたの、そーゆー余裕もってる感じ俺がすぐにぶち壊すから｣

『えっ////』

国見くんが私の手を握ってそう言うからさすがに私も顔が熱くなる。

国見｢俺と付き合って？A｣

『はいっ』

国見｢よかった.....｣

『ちょっ、国見くん苦しっ....』

無言でｷﾞｭｳっと私を抱きしめる、可愛いなぁ。

『私のこと呼び捨てでいいよ？』

国見｢2人の時だけにする.....｣

国見｢俺も名前で呼んで｣

『英？』

国見｢破壊力.....////......こっち向いて｣

黙って頭1.5個分くらいの身長の彼の方を向くと重なる唇。

『わっ、私の初キス.....////』

国見｢はぁ、すき｣

またｷﾞｭｯと抱きしめる国見くん。こんなキャラ変わるの？え？かわいすぎない？

国見｢帰ろ｣

初めてできた彼氏と、初めて手を繋いで帰った。