キラワレモノ【HQ/青葉城西】 (ページ22)

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Hate.21 ページ22

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部活が終わって部室に戻った時、金田一には先に帰ってくれと伝えた。

なんかニヤニヤして｢おう！頑張れよ！｣とか言ってたけど、告白じゃねぇし.......。

にしても.....Aさん遅い......。まだ体育館にいんのかな？

そう思って体育館に向かった。

この時体育館に向かって本当に正解だったと思う。

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You side

『っはぁ............』

いつもの事だけど、最後の片付けはほとんど私がやる。

奈由ちゃんがごく普通のいい子のマネージャーだったら2人でやるんだと思う。

けどそういう訳にもいかない。さっきだって｢今日も片付けよろしくお願いします♡｣とか言われたし.......

もうそのセリフ癖になってんじゃね？みたいな笑

早く片付けなきゃ、国見くん待ってるしなぁ.......。

その時だった。奈由ちゃんが体育館にいて、驚いて声をかけた。

『奈由......ちゃん？あの、片付けはもう終わるから.......』

奈由｢あんた何ちんたらやってんの？おっそいんだよ！｣

勢いよく突き飛ばされて尻もちをつく。

『いっ.......ごめん、もう終わるから』

奈由｢聞いたよぉ？国見くんと帰るんだって？あんた告げ口とかしたら承知しないから。てゆか、なんで国見くんがあんたなんかと帰んのよｯｯ！！｣

『なっ、奈由ちゃん？手に持ってるのはなに......』

奈由｢木製のバットだよ♡ちょこーっと殴るくらいなら大丈夫だよね？金属じゃあるまいし｣

なんで......どうしてそこまでするの...........？

『いっ、いやぁぁぁぁ！』

奈由ちゃんが大きくバットを振りかざした、その時だった。

そこには私を守るように抱きしめた国見くんがいた。