One Kiss (ページ14)

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玉森said 2 ページ14

次の日は仕事がゆっくりだったから遅めの起床となったが、何故か清々しい朝だった。

起きたら自分の部屋ではない事に驚いたが何故か居心地が良かった。

そこから何度か一緒に飲みながら喋ったりしてるうちに仲良くなり、今ではお互いの家の合鍵も持っている仲。

俺らの家が隣同士だと言うことを知っているのは、宮田とガヤと横尾さんだけだ。

宮田とはたまたまマンションのエレベーターで会い
ガヤと横尾さんは何故か知っていた。

宮田が喋るわけでもなく、俺も話してないし…不思議に思っていたらAが話したらしい。
余計なことを喋りやがって…

お陰であの2人からはたまにニヤニヤと何かを企んだような顔で見てくるから厄介なんだよな。

それにAと話してると自然体で居られるし、気を遣わないでいいし、何かとラクだと感じどこかで惹かれ始めてる自分も居た。

特にガヤと仲良さそうで、宮田とガヤとご飯を食べに行った時にガヤに突っ込まれ認めた瞬間、あいつ鈍感だからなーと言われ過去に何があったのか知りたかったけど、聞くのを止めた。

まぁ、自分でも認めた時から地味にアピールはしてるんだけど本当に鈍感なのか何も思われてないのかわからないけど、悲しくなるぐらいに気付いてもらえず…(笑)

そろそろ本気でいかないとヤバいかなと思っていた矢先にドラマの主演の話が来た。

その時にAはいつも専属で付いてくれる。

また一緒にいる時間が増えると嬉しい反面、出演者の名前を見たら見覚えのある名前が…

澤野亮

確か俺らの前にHARUさんと一緒に付いてたような…
Aも出演者の欄を見て顔が一瞬歪んだような…
気のせいならいいけど。

このドラマをきっかけに波乱が起こるなんてこの時の俺は…いや、誰も予想出来なかっただろうな。