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■32 [ハナマキ] ページ40

花「おっはよ〜松川クン
昨日はどうだった?」


朝練が終わり、前を歩く松川の肩を組んでそう言う
すると、暗い顔をして俺を見た


花「は?どうしたんだよ
昨日一緒に帰れたんじゃねぇの?」


松「帰ってないし、最悪なもの見た」


花「え?何見たの?え、ちょ、泣きそうじゃん
どうしたの松川」


泣きそうじゃないし、と目元を隠すが絶対潤んでた
一限サボろうぜ〜と言い、教室に戻らずそのまま屋上へ向かった


花「ほんで?なにがあったのよ」


松「…Aちゃん、及川のこと好きだったみたい」


花「は?なわけねぇべ」


松「昨日さぁ…」


昨日見たもの、及川とAちゃんが教室であったこと。そして連絡をして先に帰ったこと。
それを聞いてんん…と考えをまとめている間、松川はずっとため息をついていた


花「え、じゃあAちゃんは松川じゃなくて及川と付き合ったってこと?」


松「だからそう言ってる」


花「…お前の勘違いとか、ない?」


松「……それはわからないけど、何も無くて抱きしめたりする?」


花「んー…ないかぁ?」


あ、でも及川ならやりかねないかも。

そう思ったが、どんどん顔が暗くなっていく松川を慰めるのに必死だった。


松「なぁんで好きって気付いたら上手くいかないのかね」


遅かったのかなぁ?と言って空を仰ぐように寝転んだ
そんな松川を見て同じように寝転ぶ。


花「ま、世の女の子は1人じゃないじゃん
非リア同士頑張ろうや」


松「や〜〜お前が友達で良かったわ
あー泣きそう」


ズッと鼻をすする音が聞こえたが、そのあとは特に何も言わなかった。



いやぁ、お前本当に良い友達持ったな。

□33 [ハナマキ]→←□31



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設定タグ:ハイキュー!! , 青葉城西 , 松川一静   
作品ジャンル:恋愛
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紗凪(プロフ) - おれんじじゅーすさん» 本当だ!!!ありがとうございます!直しました笑 (2019年11月17日 12時) (レス) id: 9be944f40a (このIDを非表示/違反報告)
おれんじじゅーす - 37のとこだって彼氏いなさそうだし?ってなっちゃってますよ! (2019年11月17日 12時) (レス) id: 5dcd63110d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紗凪 | 作者ホームページ:http:  
作成日時:2019年6月26日 3時

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