□29 [マツカワ] ページ37
放課後。
珍しく放課後に近づくにつれてバクバクと心臓が跳ねていた。
"そろそろ向かう"と連絡をするとすぐに既読がついた
Aちゃんからは"遅れます、帰ってしまっても大丈夫です"と連絡が来た
松「ん〜…」
花「Aちゃん?」
俺の携帯を覗き込むように花がトークを読んだ
"待ってれば?"と言われて図書室で勉強していたが、忘れ物を取りに教室へ向かうことにした
時間はあれから1時間半経っている
携帯を覗くとAちゃんから通知来てて、急いで鞄を取りに戻って教室によってそのまま昇降口へ向かおうと思っていた
松「〜っと、あったあった」
自分の机から忘れ物を取りカバンに突っ込むと、教室を出る
すると2人の足音と声が聞こえた
松「…まだ誰か残ってんだ」
誰だろう、と思って足音のした方へ歩く
このとき見に行かなければよかった。
人がいたのは6組の教室で、中にいたのはAちゃんと及川だった
及川がAちゃんを包み込むように抱きしめ、それを拒まないAちゃん、
二人とも泣いてて、顔を見合わせては笑っていた
俺は勝手に"2人は付き合ってる"と思っていた
思わざるを得なかった
松「…っマジかよ」
そこからすぐに退き、そのまま一人で帰った
Aちゃんには"また今度"と返信をして。
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紗凪(プロフ) - おれんじじゅーすさん» 本当だ!!!ありがとうございます!直しました笑 (2019年11月17日 12時) (レス) id: 9be944f40a (このIDを非表示/違反報告)
おれんじじゅーす - 37のとこだって彼氏いなさそうだし?ってなっちゃってますよ! (2019年11月17日 12時) (レス) id: 5dcd63110d (このIDを非表示/違反報告)
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