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及「…ッ離せよ」
俺の腕を振り払うように自分の胸ぐらから離す
ケホッと少し咳をしたかと思うといきなり及川が俺の頬を殴った
松「…ッな、」
及「いくら好きでいたって…、振り向いて貰えないならこうするしかないじゃん!
好きな人に振り向いてもらうのは待ってるだけじゃダメなんだよ!」
"まっつんには分からないんだろうけどさぁ!"と言い捨てた及川は悲しそうに見えた
及「…っまっつんはいいよね
想ってもらってて、それに気付いてるくせに答えを出さない」
松「…は?」
及「傷つけてんのはどっちだよ
期待させるだけさせて、それがその子にとって1番苦痛だと思うけど」
松「何言ってんのお前…」
及「はぁ?!
…っ話にならない
いい?やっさしい及川さんが教えてあげるよ
まっつんはAちゃんが好きなんだよ」
松「そんなことねぇよ!」
及「じゃあ俺とAちゃんが付き合ってもいいんだよね?
好きじゃないもんね?」
松「それは…」
及「いい加減自分の気持ちに素直になったら?
ま、別にまっつんがAちゃんのこと好きだろうがそうじゃないだろうが、俺には関係ないけどね」
松「オイ、Aちゃん泣かせたら許さねぇぞ」
及「それは好きだから?
それとも可愛い後輩だから?」
松「いい加減にしろよお前…ッ」
ガッと再び及川の胸ぐらを掴んだところくらいで岩泉と花が走ってきて俺らを止める
2人の後ろにはAちゃんがいて、ボロボロ涙を零してて、
そんな姿を見て、俺のせいだとはわかってるけど、
もうそんな顔はさせたくない、"守りたい"と思えた。
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紗凪(プロフ) - おれんじじゅーすさん» 本当だ!!!ありがとうございます!直しました笑 (2019年11月17日 12時) (レス) id: 9be944f40a (このIDを非表示/違反報告)
おれんじじゅーす - 37のとこだって彼氏いなさそうだし?ってなっちゃってますよ! (2019年11月17日 12時) (レス) id: 5dcd63110d (このIDを非表示/違反報告)
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