私の好きな人。【松川一静】01.

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練習が終わり、部屋に帰る途中。
清水さんも仁花ちゃんも部員達の練習に付き合うみたいで体育館へと向かった


「( んー喉乾いた )」


ポケットにお金を入れて体育館付近の自販機で飲み物を選んでいるとぽんっと肩を叩かれる

振り返るとそこには岩泉さんと花巻さんが立っていた


「あっお疲れ様です！」


岩「これから部屋戻るところか？」


「はい！」


花「んじゃあ練習付き合ってくれない？
ボール上げだけでいいんだけど」


ポーンって山なりのやつ！とジェスチャーで伝えてくる花巻さん
いいですよ〜と答え、買った飲み物を持って体育館へ向かう




中には黒尾さんと梟谷の部員が何人か。
あと烏野の大きい子。名前なんだっけ


及「Aちゃんじゃん！」


「おつかれさまです〜
あれ、松川さんは？」


及「ん？まっつんは今テーピング取りに部屋戻ったトコ」


岩「帰ってきたら巻いてやってくれ」


「そうします」


最初の何本かは松川さん抜きの3人でやった
及川さんがトスを上げ、岩泉さんが打つ
ブロックは花巻さんが飛んでいた


キュ、キュッと色んなところで靴の擦れる音が聞こえる


「いきまーす」


ボールを及川さんの頭の上に上げる
それを綺麗に岩泉さんへと持っていく及川さん


何度見ても綺麗なトス
岩泉さんも打ちやすそう


ダァン！！と力強いスパイクが決まるとヒェッと花巻さんが声をもらした


花「あんなん無理！！岩泉怖い！！！」


岩「とめられるようにしろ！！」


花「うわぁーん！松ー！！」


花巻さんが泣き真似をするとはいはい〜と松川さんが入ってきた
これでブロックが2枚になる


「その前に花巻さんと松川さんテーピング巻きますね」


岩「あ？松川だけじゃねえのか」


「さっき岩泉さんのスパイク止めようとして触れた指先ひねったかなって」


花「うぇ〜よく見てんね」


松川さんが持ってきたテーピングを器用に二人の指に巻いていく

初めてやった時よりかは上手いと思う


ありがと〜と声をそろえて言った2人。
テーピングを巻き終えたところで練習再開。

それからはローテーションをして花巻さんがスパイクを打ったり岩泉さんがトス上げたり。
少し休憩とった時に及川さんにトスの仕方を教えて貰って一緒に混ぜてもらったり。


岩「Aトスうめぇな」


花「あー俺も思った
素質あるんじゃない？」


松「及川より上手かった」


その言葉に岩泉さんと花巻さんがうんうんと頷く
それを見た及川さんがヒドイ！！！と嘆いていた

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