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「デッデートって!
どこ行くんですか?!」


未だに私の腕を引いている松川さんにそう言う
慣れた手つきで恋人繋ぎをし、どこ行こっかぁなんて言い始める


「( なんでこんな自然にしてくるの!! )」


私の心臓は爆発寸前だった
恥ずかしくて、顔が熱くなる
真っ赤になった顔を松川さんに見られたくなくてそっぽを向いてしまった


松「…嫌だった?」


「なッナニガデスカ!?」


松「んふっ…カタコト」


こっち向いてよ、と髪を撫でられる
私は松川さんに言われるがまま顔を向けた


松「顔真っ赤」


私の顔を見るなりぶはっと笑い出す


「笑うなんてひどいです!」


松「ごめんごめん」


ぽんぽん、と繋いでない方の手で頭を撫でられる
どこ行くかで悩んでる松川さんの手を少し握ってみるとすぐに握り返してくれた

それが嬉しくて頬が緩む


松「なーに笑ってんの」


「いやぁ嬉しいなぁって」


松「そーかそーか」


夢みたい!
初めてそんなこと思えた
本当、傍から見たら私たちカップルに見えるんじゃない?


松「今からだとゆっくり出来ないよね
日改める?」


「えっ!?」


松「ん?嫌?
嫌ならいいけど」


「全然良いです!!!
いつにしますか?!」


松「部活ない日」


「いつでも大丈夫です!」


松「おけおけ
じゃあ部活ない日連絡するよ」


にへっと笑ってそう言ってくれる松川さん
んーーーかっこいい


松「じゃあこっちまで連れてきちゃったけど、戻ろっか」


「えっいいんですか?!」


松「もう暗いしこんな中女の子一人で帰せないでしょ」


戻るよ〜とUターンをすると見たことある顔の奴と会う


影「A?」


「あれ、飛雄ちゃん…」


松「烏野のセッターくんだ」


松川さんも飛雄ちゃんと知り合いらしい
…飛雄ちゃんの方は覚えてなさそうだけど


「飛雄ちゃん家あっちでしょ?」


影「日向ってヤツと練習してきた帰りだ」


「そうなのね」


影「Aこそ、なんでこっちにいるんだ?」


「んっと…」


なんて答えていいのか分からなくて、助けを求めるように松川さんを見る
すると繋いでる手を見せびらかすかのように飛雄ちゃんの目の前に出した


松「こういうこと」


影「……?仲良しか」


松「予想外の答えでビックリ」


そうだ飛雄ちゃん馬鹿だった

そんなことを思いながらはぁっとため息をつく


影「一緒に帰るか?」


何言ってんのコイツ

■10→←8



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設定タグ:ハイキュー!! , 青葉城西 , 松川一静   
作品ジャンル:恋愛
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紗凪(プロフ) - おれんじじゅーすさん» 本当だ!!!ありがとうございます!直しました笑 (2019年11月17日 12時) (レス) id: 9be944f40a (このIDを非表示/違反報告)
おれんじじゅーす - 37のとこだって彼氏いなさそうだし?ってなっちゃってますよ! (2019年11月17日 12時) (レス) id: 5dcd63110d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紗凪 | 作者ホームページ:http:  
作成日時:2019年6月26日 3時

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