sweet sweet sweet

Dans ce bras＜3＞※ ページ21

手越side


タカが助けに来てくれた

ホッとしたのに、身体は言うことを聞かない

頭もボーッとして何も考えられない

どうして……？

あつい……

たか、たすけて

あついよ……



「たか……、からだあついよぉ…」

「もう少し我慢して？」



我慢……？

そんなのムリだ

はやく抱いてほしい

今すぐめちゃくちゃに愛してほしいのに

あぁ、なんでこんな風になっちゃったんだろう

身体が疼く

息も苦しい



家に着いて、もう我慢の限界だった俺は

なりふり構わずタカの唇を奪う

「え、ちょ……っ」

タカは吃驚してるけど、そんなことどうでもいい


「タカ……タカ……！お願い……っ」


苦しくて、早く愛してほしくて

涙が止まらない

泣きじゃくって懇願すると、タカは

「楽にしてあげる」と言ってくれた

その言葉で、俺はやっと安心する




「たくさん、して……？」



怖い

これから、俺どうなんの？

自分の気持ちと身体がバラバラになって

俺が俺じゃなくなるみたい

何も言わないタカの手が頬にそっと触れた瞬間

今まで我慢していた欲が一気に噴出して

俺はあっという間に昇りつめてしまった



果てても果てても、すぐタカが欲しくなる



「はぁ……んん…たか……もっ、と……」

「もっと？」

「ん、もっ、と…して……？」



身体はもう限界を迎えて、意識も朦朧としてる

だけど欲しくて欲しくてたまらない

「た、か……おれ、こわ、い……」

「…こわくない。気が済むまで何度でもしてやるから」

「ん……、でも…でも……」

「いいから……。何も考えるな」



タカは深く口付けをしながら

一番弱いところを突いてくる


「あぁぁ！たかっ」

「大丈夫。……いっていいよ？」

「あぁぁぁぁぁっ、だめ、こわい！たかっ、たかぁ！」



自分も聞いたことのない甘い声を出して

俺は気を失った

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