Lucky Clover＜3＞ ページ13
▽side
ゆうやの気持ちも考えず
鑑賞会なんてしたのは悪かったと思う。
でも……。
��NEWSに残る道を選べばよかった…？��
なんて、どうして聞くんだよ。
自分のやりたいことするために飛び出したのに
それはないだろ。
ずっと一緒にいたかったのは俺だって
小山だってシゲだって同じ。
お前だけじゃないんだよ？
何度こんな思いしなくちゃならないの？
無性に腹が立って、何も言わずに寝室を出た。
「あれっ、てごもう寝たの？」
「いや、まぁ…、うん」
「……まっすー？」
小山が心配そうに顔を覗き込んでくる。
2人ともゆうやと会うのは久しぶりだったのに
悪いことしたな……。
2人に、今の俺の思いを洗いざらい
聞いてほしかった。
話し終わったあとの小山とシゲの顔は
本当に優しくて目の奥が熱くなる。
「頑張ってほしいよね、てごにはさ」
「俺もそう思う。荒野を行くのは
俺たちも一緒だからな」
「こやま…、シゲ……」
「てごちゃん、泣いてんじゃない？
ちょっと見てくる」
「ごめん。……頼める？」
小山はニッコリ笑って寝室へ上がって行った。
シゲとワインを飲みながら話していると、
しばらくして階段を降りてくる足音が聞こえた。
「あ、小山。どうだった、手越」
「んー…」
「小山？」
シゲの問いかけに曖昧に答えた小山は
俺のほうを見て困ったように笑う。
「……まだ泣いてんの？」
「ぅん…、もう帰りたいって」
「は？」
「みんなの貴重な時間、無駄にしたって」
「……なんだ、それ」
「あ、まっすー？」
「なに」
「…あんま怒んないであげて」
「あぁ……。わかってる」
小山がやんわりと先手を打って牽制してきた。
俺だって今日は甘やかしてやりたかったけど
あまりにもわがままが過ぎる。
沸々と湧き上がってくる怒りを抑えて
寝室へ向かうために席を立つ。
あいつにこんなに腹が立つのは久しぶりだ。
.
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りお(プロフ) - ○○さん» いつもありがとうございます(^^)。おかげさまで完結することができました！その後のお話もぼちぼち書いていきますので、また遊びに来てください(^^)。ありがとうございます！ (2021年3月20日 15時) (
レス) id: c93f364402 (このIDを非表示/違反報告)
○○(プロフ) - ハルノマボロシ完結お疲れ様でした！今回のお話は読みながら時々ウルっときちゃいました。ラブ甘と切なさともどかしさが次話への楽しみを倍増させてますね(^^) りおさん凄いです！！ (2021年3月20日 9時) (レス) id: e95240eb5e (このIDを非表示/違反報告)
りお(プロフ) - ○○さん» ありがとうございます！そう言っていただけて本当に嬉しいです！！今のお話も終わりに近づいてきましたが、もう少しお付き合いいただけると幸いです(^^) (2021年2月16日 22時) (レス) id: ff25befd3c (このIDを非表示/違反報告)
りお(プロフ) - ネコさん» ありがとうございます(^^)。物語も終わりに近づいてきました。もう少しだけお付き合いくださいね(^^) (2021年2月16日 21時) (レス) id: ff25befd3c (このIDを非表示/違反報告)
○○(プロフ) - こんにちは(^^) 今回のお話は切なくて泣けちゃいます。りおさんのお話は飽きないんですよねぇ。。どの作品にもラブ甘が満載で嬉しい！忙しい中更新ありがとうございます。続きも楽しみにしています(^^) (2021年2月16日 9時) (レス) id: e95240eb5e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りお | 作成日時：2020年11月11日 4時
