Lucky Clover＜2＞ ページ12
♡side
シゲ特製の海鮮鍋を食べた後は
最新ライブDVDの鑑賞会。
ふふ。みんないい顔してる。
めちゃめちゃ楽しかったもんな。
演出もセットリストも最強で。
でも、なんだろう。
さっきから泣きそうになるのを
必死で我慢してるんだ……。
「てごちゃん？顔色良くないけど…」
「へーきへーき！飲みすぎちゃったかなー」
けーちゃんにもシゲにも心配かけたくないから
咄嗟に笑顔を作った。
せっかく会えたんだから
話したいことが山ほどあるし
和やかな雰囲気を壊したくない。
なのに、画面を直視できなくなってる。
「ゆうや、おいで」
「まっすー？」
「……増田さん？」
「ちょっと寝かしつけてくるわ」
「まっすー過保護！」
「うるさい、こやま」
「あーー！またうるさいって言ったぁ！」
「小山、うるさいよ」
「なぁに？シゲちゃんまで！ひどーい！！」
「シゲ、ごめん。小山よろしく」
「OK」
タカはおれの手を引いて寝室へ連れて行く。
作り笑いしたの、バレてるんだ。
タカには何もかもわかっちゃうんだね。
「……大丈夫？」
「ごめん…。みんなで楽しんでたのに」
「鑑賞会なんて配慮が足らなかったな。
俺こそごめん」
「ちがうの……。おれがダメなの…」
「……まだしばらく起きてるから。
少し落ち着いたらリビングおいで」
「タカ……っ」
「ん？」
部屋を出て行こうとするタカを思わず呼び止める。
優しく微笑む顔があっという間にぼやけていく。
どうしていつもこうなんだろう。
タカの前では�爛后璽僖櫂献謄�ブ�瓩犬磴覆ぁ�
本当のおれが顔を出す。
「なーに。泣かなくてもいいじゃん」
「おれ、間違ったのかな…」
「え？」
「NEWSに残る道を選べばよかった…？」
「なに、言ってんの」
「だって……っ」
「ゆうや。怒るよ？」
「だって…、だって……！」
ため息が一つ聞こえる。
そのままタカは部屋を出て行ってしまった。
本当に怒らせちゃった。
当たり前、か。
おれは自ら望んで飛び出したんだもん。
仕事には人一倍ストイックなタカだから
今さらこんな弱音吐くヤツ、嫌だよね……。
「……っ、〜〜〜……ぅ…」
忙しい中、みんな集まってくれたのに。
申し訳ない気持ちと
コントロールできないジレンマが
ぐちゃぐちゃになって暴れてる。
涙が止まらなかった。
とてもリビングに戻れない。
ごめん。
ごめんなさい……。
.
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りお(プロフ) - ○○さん» いつもありがとうございます(^^)。おかげさまで完結することができました！その後のお話もぼちぼち書いていきますので、また遊びに来てください(^^)。ありがとうございます！ (2021年3月20日 15時) (
レス) id: c93f364402 (このIDを非表示/違反報告)
○○(プロフ) - ハルノマボロシ完結お疲れ様でした！今回のお話は読みながら時々ウルっときちゃいました。ラブ甘と切なさともどかしさが次話への楽しみを倍増させてますね(^^) りおさん凄いです！！ (2021年3月20日 9時) (レス) id: e95240eb5e (このIDを非表示/違反報告)
りお(プロフ) - ○○さん» ありがとうございます！そう言っていただけて本当に嬉しいです！！今のお話も終わりに近づいてきましたが、もう少しお付き合いいただけると幸いです(^^) (2021年2月16日 22時) (レス) id: ff25befd3c (このIDを非表示/違反報告)
りお(プロフ) - ネコさん» ありがとうございます(^^)。物語も終わりに近づいてきました。もう少しだけお付き合いくださいね(^^) (2021年2月16日 21時) (レス) id: ff25befd3c (このIDを非表示/違反報告)
○○(プロフ) - こんにちは(^^) 今回のお話は切なくて泣けちゃいます。りおさんのお話は飽きないんですよねぇ。。どの作品にもラブ甘が満載で嬉しい！忙しい中更新ありがとうございます。続きも楽しみにしています(^^) (2021年2月16日 9時) (レス) id: e95240eb5e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りお | 作成日時：2020年11月11日 4時
