伍話─意識、暗転─ ページ7
優里那side
予想以上に・・・キツい、ですね・・・
こん「優依様!」
優「こん、のすけ・・・さん。」
こん「だ、大丈夫ですか!?」
私の傷を見て、おろおろしだすこんのすけさん。
優「大丈夫、です。痛みには、慣れて、ますから・・・」
私は、障子の所を支えに、足に力を入れて立ち上りました。
こん「優依様?何を・・・」
両手を前に出し、目を閉じて霊力を使います。
こん「だ、駄目です!その傷では危険です!」
そう・・・私がやろうとしているのは、離れの瘴気を私の霊力で無くすこと。
せめて、これだけでも・・・
ズキッ!
優「っ!」
傷が疼き、思わず座り込む。
こん「優依様!」
優「けほっ、けほっ・・・」
駄目・・・もう、立ってられない・・・
まだ、残ってるのに・・・
段々瞼が重くなり、視界が狭く、意識も薄くなっていく・・・
駄目・・・此処で、倒れちゃ・・・
?「大丈夫!?」
この声・・・
顔を持ち上げて見ると、さっきの方が戻って来ていた。
後ろに眼鏡を掛けた方を連れて。
?「早くしなきゃ・・・薬研!」
薬研「あ、あぁ!」
優「だめ・・・です・・・」
私の言葉に驚いたのか、目を見開いて私を見る。
優「ここに、いたら・・・しゅうきに、おかされて・・・しまいます・・・・・・はやく・・・はなれて、ください・・・」
既に、2人とも手の先が少し黒くなっている。
?「でも・・・」
優「わたしは・・・いい、ですから・・・・・・はや、く・・・・・・」
もう、目も、開けて・・・られない・・・
?「ねぇ!しっかりして!・・・・ねぇ!・・・・・・・・ぇ・・・・・・・・!」
あの方の声も・・・どんどん遠ざかっていく・・・・・・
此処の、本丸を・・・刀剣男士様達を・・・救う為に、来たのに・・・・・・
ごめんなさい・・・・・・
何も、出来なくて・・・・・・・
私の意識は、暗闇に落ちていきました・・・・・・・・・
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華狐(プロフ) - はい。読んでくださる読者様は神様なので。 (2017年10月25日 20時) (レス) id: 0a579a2e48 (このIDを非表示/違反報告)
殺戮の天使(プロフ) - 華狐さん» 私やてw鈴木順早!それとも分かってて敬語使ってる??w (2017年10月25日 20時) (レス) id: 634692efbb (このIDを非表示/違反報告)
華狐(プロフ) - 殺戮の天使様、有り難う御座います!頑張ります! (2017年10月25日 20時) (レス) id: 0a579a2e48 (このIDを非表示/違反報告)
殺戮の天使(プロフ) - キタ━(゚∀゚)━!頑張ってね!byありさ (2017年10月25日 10時) (レス) id: 634692efbb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:華狐 | 作成日時:2017年10月23日 23時