【刀剣乱舞】ブラック本丸を治した新しい審神者は･･･

肆拾話─馬と戯れ─ ページ42

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有り難う御座います！

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優依side

優｢ごめんなさい･･･救ってあげられなくて･･･｣

顔を俯けてそう言った

2頭の馬は、フルル･･･と鼻を鳴らす

自然と涙が溢れて、頬を伝う

その時、

白い方の馬が顔を舐め、すり寄ってきた

茶色の方も顔を舐め、すり寄ってくる

優｢･･･許して、くれるの？｣

そう問えば、｢勿論｣と言うように真っ直ぐな目で見つめてきた

優｢･･･有り難う･･･｣

ふっと微笑むと、更にすり寄ってきた

優｢ちょっ、ちょっと、流石に同時は･･･あはは、擽(くすぐ)ったいよw｣

両側からすり寄ってくるし、時々舐めてくるから擽ったくて思わず笑った

優｢有り難う。貴方達の寝床を綺麗にしたいから、また後でね｣

鼻の頭をポンポンと叩き、裏に回って中へ

ホークと呼ばれる農具を使って干し草を替えたり、〇ンの始末等もする

優｢･･･ふぅ、終わり。今迄汚くてごめんね。出陣の時またよろしくね｣

2頭を撫で、馬小屋を後にする

優(名前、つけてあげなきゃ。どうしようかな･･･)

ぼんやり考えながら歩いていると、誰かとぶつかった

ドンッ

優｢あっ、すみません！｣

慌てて頭を下げる

？｢･･･大丈夫か？｣

顔を上げると大倶利伽羅様でした

優｢はい。あの、どうされました？｣

大倶利｢いや･･･光忠に昼餉が出来たから呼んでくるように言われた･･･｣

優｢そうですか。態々(わざわざ)有り難う御座います｣

大倶利｢別に･･･行くぞ｣

スタスタと本丸に向けて歩き出す大倶利伽羅様の後ろを慌てて追いかける

優(ちょっと無愛想だけど、やっぱり優しい)

前の事もあって、男の人はちょっと怖かったけど･･････

優(皆様は違う。大丈夫)

服の上からペンダントを握り締めた





大倶利｢･･･来たぞ｣

優｢お待たせしました。では皆様、手を合わせて･･･いただきます｣

全員｢いただきます！｣

豊富に並んでいる料理の数々

優(ほんと、凄いなぁ･･･)

もぐもぐと頬張りながらそんな事を思う

苦手な野菜を食べずによけようとしている方達を宥めている一期様もちょっと大変そう

頑張って食べる短刀の方達がまた可愛い

優(賑やかで、楽しい･･･此処に来てから当たり前の事が出来る･･･審神者になって、良かった)

今剣｢あるじさま！おいしいですね！｣

優｢はい！すっごく美味しいです！｣

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