参拾話─悶える優里那─ ページ32
優里那side
ふと目が覚める。
外を見れば、朝になったようだった。
・・・で、私はどうすればいいんだろう?
両隣で薬研様と三日月様が寝ている。
きっと三日月様が運んでくださったと思うから、何だか申し訳無い。
三日月「・・・・・・起きたか?」
優「ふぇ!?」
寝ていると思っていた三日月様は起きていたみたい。
ゆっくりと体を起こす三日月様。
優「ぁ、えと、昨晩はすみませんでした。」
三日月「何を謝る必要がある?1人で抱える事は良くないからな。」
優「・・・有り難う御座います。少し楽になりました。」
三日月「それは良かった。」
ほけほけと笑う三日月様は「天下五剣で最も美しい」と言われる通り美しく、見とれてしまう。
すると、薬研様も起きた。
優「おはようございます、薬研様。」
薬研「おはよう大将。良く眠れたか?」
優「おかげさまで。」
薬研「そうか。」
そう言うと、薬研様は私の頭を撫でた。
後ろから三日月様が抱き締めてきた。
優「あ、あの・・・お2方?///」
薬研「前にも言っただろ?"俺っち達にも頼ってくれ"って。大将は抱え込み過ぎだ。」
三日月「これはちょっとしたまじないさ。」
だんだん恥ずかしくなってきた・・・////
優「わ、私、外を綺麗にしてきます!!」
慌ただしく着替えて髪を結い、外に出る。
優(うぅ〜・・・どうすればいいの〜!!!)←2度目
1人悶える優里那だった。
優(と、取り敢えず、やらなきゃ。畑と、それから・・・)
*。゚.・*。゚・.。゚*。゚.・*。゚・.。*
三日月宗近side
三日月「はっはっは、逃げられたな。」
薬研「照れた顔、綺麗だったぜ。」
三日月「俺も見たかったな。」
着替えていた時にちらりと傷痕が見えた。
刀だから解るが、全てやられた傷だった。
薬研「で・・・三日月の旦那はこれからどうするんだ?」
三日月「そうだな・・・昨日の手入れで皆も解っているだろう。薬研、集めるのを手伝ってくれんか?」
薬研「勿論だ。いち兄達にも声かけてくる。」
数分後・・・大広間にこの本丸にいる刀剣全てが集まった。
三日月「皆揃ったかな?」
今剣「どうしたんですか三日月。みんなをあつめて。」
※今剣は名前だけ漢字で表示します。
三日月「皆に問いたい。あの娘・・・優依をどう思う?」
途端、ざわざわ・・・となり始める。
顔を見合わせて話す者。1人で考える者。
様々な形で考えている。
優依の事を認めている薬研達は別だが。
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華狐(プロフ) - はい。読んでくださる読者様は神様なので。 (2017年10月25日 20時) (レス) id: 0a579a2e48 (このIDを非表示/違反報告)
殺戮の天使(プロフ) - 華狐さん» 私やてw鈴木順早!それとも分かってて敬語使ってる??w (2017年10月25日 20時) (レス) id: 634692efbb (このIDを非表示/違反報告)
華狐(プロフ) - 殺戮の天使様、有り難う御座います!頑張ります! (2017年10月25日 20時) (レス) id: 0a579a2e48 (このIDを非表示/違反報告)
殺戮の天使(プロフ) - キタ━(゚∀゚)━!頑張ってね!byありさ (2017年10月25日 10時) (レス) id: 634692efbb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:華狐 | 作成日時:2017年10月23日 23時