【刀剣乱舞】ブラック本丸を治した新しい審神者は･･･ (ページ25)

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弐拾参話─池の湧き水─ ページ25

優里那side

あ、粟田口の部屋･･･

優｢私が･･･入っても、いいのでしょうか･･･？｣

乱｢大丈夫だよ！今はいち兄と鳴狐と薬研だけだから。あと清光と安定もいるよ！｣

その言葉を聞いてほっとする。

乱｢さ、入って入って！｣

背中を押され、中に入る。

中には私を主と認めてくださった方々が揃っていた。

薬研｢よう、大将｡｣

狐｢厨からご飯貰って来ました！｣

優｢皆様、有り難う御座います･･･他の方々は･･･？｣

一期｢大広間にいます･･･さて、食べましょうか｡｣

優｢はい･･･｣

その後、皆で一緒に食べた。

乱様や加州様が話しかけてくださったので、いつもより楽しく食べることが出来た。

でも･･･まだ話していない方達のことが気になる･･･

食べ終わった後、再び草むしりを始めた。

早く綺麗にしたいから。

途中で、水が枯れた池を見つけた。

優(此処にも･･･前は綺麗な水が溢れていたのかな･･･)

池の中に降り、底の土に触れる。

ほんの僅かに水が流れている感覚が伝わってきた。

優｢･･･♪大地の奥に眠る水よ
今湧き出でてこの地を潤して
他の者達にも潤いを与えて
生命を育み安らぎをもたらす
生命の水よ今此処に･･･♪｣

─ピチョ･･･ン･･･

そんな水が落ちたような音がして、水が少しずつ湧き出てきた。

池から出て、その様子をじっと眺める。

優(この水が･･･また枯れないように。皆様が癒される場所になるといいな･･･)

優(･･････早く綺麗にしちゃおう｡)

─夕方─

加州｢あーるじ｡｣

優｢あっ加州様。どうされました？｣

加州｢そろそろ暗くなるし部屋に戻ろって言いに来た。あと夕餉だよ｡｣

優｢そうですね。解りました｡｣

大和守｢清光ー！主ー！早くー！｣

加州｢安定も呼んでるし、行こっ！｣

優｢はい｡｣

加州｢じゃ安定のとこ迄競争！｣

そう言うと加州様は走り出した。

優｢あっ！ちょっ、ちょっと待ってください！｣

私は慌てて後を追う。

？｢｢｢･･･｣｣｣

その後、今度は離れで夕餉を食べ、布団を敷いて横になった。

また誰が隣で寝るか言い合ってたけど、今夜は乱様が一緒に寝る事になりました。

決まった時、凄く嬉しそうにしてました。

隣で眠る乱様の横顔を見て、少し癒されました｡

私も目を閉じ、眠りに入りました。

──この時、私は気付いていませんでした。
草むしり等をしている時、まだ会っていない人達が見ていた事を･･･