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弐拾壱話─薬研の不意討ち─ ページ23

優里那side

刀に触れた瞬間、男の子は折られると思ったのかビクッと震えた。

目を閉じ、早く治るよう多めに霊力を注ぐ。

?「・・・暖かい・・・」

優「私に出来るのはこのくらいです。さぁ、お戻りください。」

?(コクッ

小走りで本丸の中に戻っていった。

優(・・・続けよう。)

私は草むしりを再開した。





大分日が昇り、空も明るくなった。

?「主ー!」

?「主ー!何処にいるのー!?」

この声は、加州様と大和守様?

優「はーい!」

加州「あ!いたいた!」

大和守「もー、朝から何してるのさ。」

優「早く目が覚めてしまったので、草むしりをしていたんです。」

加州「起きたら主がいなかったからびっくりしたよ。」

優「それは申し訳御座いませんでした。」

こん「優依様ー!」

こんのすけさんが飛び込んで来た。

優「おはようございます。こんのすけさん。」

こん「おはようございます!ではなくて!まだお怪我が完全に治っていないのに動いては・・・」

優「大丈夫ですよ。現にこうやって動けていますし。」

こん「優依様〜・・・」

?「ちょっと失礼するぞ。」

この声は、薬研様?何で・・・

そう思った直後、傷の所を押された。

優「ぁいっ・・・!」

押された瞬間、鈍い痛みが走る。

薬研「やっぱりな。無理はするもんじゃねぇぞ大将。」

優「薬研様・・・いきなりは・・・」

薬研「さて、治療の時間だぜ。」

そう言うと、ひょいと担ぎ上げられた。

優「きゃっ!?」

薬研「軽いな。ちゃんと食ってたのか?」

優「た、食べてましたよ!///」

離れの部屋に戻り、服を脱いで診てもらう。

薬研「確かに傷の治りが早いな。」

優「何故なんでしょうか?」

薬研「それは俺っちにも解らないな。」

新しい包帯を巻いてもらう。

薬研「これでよしっと。いくら治りが早いといっても激しくは動くなよ。」

優「はい。では、草むしりの続きをしてきます。」

薬研「・・・はぁ・・・まぁ草むしりぐらいならいいか・・・」

大和守「その前に朝餉だよ〜。」

加州「光忠から貰って来たよ。」

薬研「じゃ、俺っちはいち兄の所に戻るな。」

薬研様が部屋を出ていった。

大和守「はい。主の分。」

優「有り難う御座います。」

今日は梅が入ったおにぎりでした。

優(梅♪・・・美味しい)

そして、少しの霊力も入っていました。

優(燭台切様は・・・心配してくださっているのでしょうか・・・?)

そんな事を考えながら、おにぎりを食べた。

弐拾弐話─桜の木─→←弐拾話─草むしりと男の子─



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設定タグ:刀剣乱舞 , 女審神者 , 華狐   
作品ジャンル:アニメ
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華狐(プロフ) - はい。読んでくださる読者様は神様なので。 (2017年10月25日 20時) (レス) id: 0a579a2e48 (このIDを非表示/違反報告)
殺戮の天使(プロフ) - 華狐さん» 私やてw鈴木順早!それとも分かってて敬語使ってる??w (2017年10月25日 20時) (レス) id: 634692efbb (このIDを非表示/違反報告)
華狐(プロフ) - 殺戮の天使様、有り難う御座います!頑張ります! (2017年10月25日 20時) (レス) id: 0a579a2e48 (このIDを非表示/違反報告)
殺戮の天使(プロフ) - キタ━(゚∀゚)━!頑張ってね!byありさ (2017年10月25日 10時) (レス) id: 634692efbb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:華狐 | 作成日時:2017年10月23日 23時

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