【刀剣乱舞】ブラック本丸を治した新しい審神者は･･･ (ページ18)

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拾陸話─おにぎりと霊力─ ページ18

優里那side

大和守｢･･･ねぇ｡｣

優｢？｣

大和守｢優依が『安心してる』って言ってたのは、あの事？｣

あの事･･･麗花様を殺めた事ですかね。

優｢･･･はい。政府の方の話を聞いた時からやってしまうのでは･･･と思っていたんです。ですから、政府の方が許可してくださったと思って少し安心したんです｡｣

大和守｢そっか･･･｣

その時、襖が開き薬研様が入っていらした。

薬研｢貰って来たぜ。序でにいち兄達の分も貰って来た｡｣

優｢有り難う御座います｡｣

一期｢有り難う、薬研｡｣

ご飯はおにぎりでした。

優｢いただきます｡｣

1口食べると、お米の甘さと丁度良い塩加減でとても美味しかったです。(♪)

優(これ･･･)

そして、少しですが霊力を感じました。

優(燭台切様･･･)

大和守｢やっぱり光忠のは美味しいね！｣

一期｢はい。流石ですな｡｣

乱｢美味しい～！｣

薬研｢あぁ｡｣

優｢･･･ごちそうさまでした｡｣

薬研｢返して来るぜ｡｣

乱｢ボクも行くよ｡｣

優｢あ、薬研様｡｣

薬研｢ん？｣

優｢燭台切様にお伝えして頂けませんか？美味しかったです、ごちそうさまでした。それと･･･元気を頂きました、と｡｣

薬研｢了解｡｣

薬研様と乱様が出て、少ししてふと気になりました。

優｢･･･こんのすけさん｡｣

(ﾎﾟﾝｯこん｢お呼びでしょうか！｣

優｢折れてしまった刀を直す事は出来ますか？｣

大和守/一期｢！｣

こん｢出来ます。刀を繋ぎ合わせ、霊力を注げば可能です｡｣

優｢解りました。大和守様、一期様、折れた刀はありますか？｣

大和守｢･･･うん。取って来る！｣

一期｢私も失礼します！｣

お2人は慌ただしく部屋を出て行きました。

優｢･･･こんのすけさん｡｣

こん｢はい。何でしょう？｣

優｢暫く此処には出陣等の命を出さないで欲しい、と政府の方に伝えて頂けませんか？皆様が落ち着く迄、あまり無理はさせたくないので･･･｣

こん｢解りました。それと、お預かりしていた物です｡｣

こんのすけさんが出したのは、本丸に入る時、持っていて傷付けるのが嫌で持っていてもらった物──母様から頂いた龍笛。

優｢有り難う御座います。持っていて頂いて｡｣

こん｢いえいえ、このくらい！お安い事です！｣

ギュッと抱き、大事にポケットに入れた。

優｢頑張らないと･･･｣(ﾎﾞｿｯ

まずは、お2人が持って来た方を治して会わせてあげたいですね･･･