【刀剣乱舞】ブラック本丸を治した新しい審神者は･･･ (ページ16)

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拾肆話─優依の傷─ ページ16

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嬉し過ぎて死にそうな華狐です(*´∀`)♪

これからもよろしくお願いします！

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一期一振side

優｢･･･終わりました。もう･･･じ、ゆう･･･で･･････す･･････｣

言い終わった途端、優依殿がぐらりと傾いた。

大和守｢あっ！｣

気付いた時には走り出していて、倒れる優依殿を受け止めていた。

一期｢優依殿！お気を確かに！｣

優｢･･･｣

服に付いた紅は大分広がっていた。

蒼白な顔色で小さく荒い息をして今にも消えてしまいそうだった。

薬研｢一兄！早く部屋に！｣

一期｢解りました！｣

私は優依殿を横抱きにし、薬研の後を追いました。

─部屋─

薬研が手当てをし、今は布団に寝かせている。

薬研｢一応命は取り留めたが･･･起きるかどうか･･･｣

一期｢･･･｣

スパンッ

大和守｢ねぇ！優依は無事!?｣

薬研｢大和守の旦那、あまり騒がないでくれ｡｣

大和守｢あっごめんね｡｣

私の隣に座る大和守殿。

一期｢皆さんはどうしてますか？｣

大和守｢それぞれの部屋に行ったりしてたよ。優依の事について考えるんじゃないかな｡｣

一期｢そうですか･･･｣

暫く会話は無く、優依殿の小さな息遣いが聴こえるだけでした。

薬研｢･･･一兄も大和守の旦那も、見たよな？｣

一期｢･･･はい｡｣

大和守｢･･･うん｡｣

薬研｢あまり、言わない方がいい事だと思う。優依から話す迄･･･｣

一期｢そうですね･･･｣

大和守｢解った･･･｣

薬研が言っているのは優依殿の傷の事。

今回の傷以外に、無数の傷痕や痣があったのです。

一期(優依殿はどんな人生を送って来たのでしょうか･･･)

それから私達は交代で優依殿の看病をする事にしました｡

薬研は定期的に見に来ていたりしていましたが｡

あの対決から3日後、大和守殿が粟田口の部屋に来ました。

スパンッ

大和守｢薬研！一期！優依が目を覚ましたよ！｣

薬研｢本当か!?｣

大和守｢うん！｣

一期｢行きましょう｡｣

乱｢ねぇ、一兄！｣

一期｢どうしました？乱｡｣

乱｢あ、あのさ･･･ボクも一緒に行っていい？｣

一期｢･･･いいですよ。あまり驚かさないようにね｡｣

乱｢うん！｣

そして、私達は優依殿が寝ている部屋に向かいました。

部屋に入ると、優依殿は起き上がっていました｡

薬研｢大丈夫か？｣

優｢薬研様･･･また迷惑をかけてしまい、申し訳御座いません｡｣