【刀剣乱舞】ブラック本丸を治した新しい審神者は･･･ (ページ12)

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拾話─少女の決意─ ページ12

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優里那side

優｢･･･ん･･･｣

目を開けると、控えめな日差しが入ってきた。

優(朝･･･)

体を起こ─

─そうとしたら、鈍い痛みが走った。

優｢ぅっ･･･｣

ぽふっと布団に倒れる。

優(怪我してたの、忘れてた･･･)←

ふと、顔を横に向けると、あの闇堕ちしていた方が眠っていました。

その寝顔は、私達人間と何ら変わらないものでした。

優｢･･･♪安らかに眠る貴方に幸あれ
貴方が歩んでく道に光あれ
今迄感じた不幸より大きな
幸せが貴方を包みますように
私は祈ろう貴方の幸せを願って
どうか幸多き生にならんことを･･･♪

･･････ぁ･･･｣

無意識に歌っていた･･･(←即興)

そっと手を伸ばし、藍色の髪を撫でる。

─絶対、皆様を救う。

改めて、決意を強くした。

薬研｢起きてたのか｡｣

少しして、薬研様が入っていらした。

優｢おはようございます。お部屋をお借りしてしまい、すみません｡｣

薬研｢いや、いいさ･･･傷、見せてくれ｡｣

優｢･･･はい｡｣

薬研｢起きれるか？｣

優｢きっと･･･｣

ぐっと力を入れて起き上がる。

まだ痛むが、折角見てくださるのだから我慢･･･

服を脱ぎ、見てもらう。

薬研｢･･･まだ完全に塞がってるわけじゃないから、あんまり激しく動くなよ｡｣

優｢有り難う御座います･･･｣

新しい包帯を巻いて頂き、こんのすけさんが持って来てくれたのだろう服を着る。

優｢あの･･･｣

薬研｢何だ？｣

優｢お名前、薬研様で合ってますか？｣

薬研｢そんなことか。あぁ。俺っちは薬研藤四郎。粟田口派の短刀だ｡｣

優｢有り難う御座います｡｣

薬研｢さて･･おーい大和守の旦那、起きろー｡｣(ﾕｯｻﾕｯｻ←

大和守｢うーん･･･薬研･･･？｣

目を擦りながら、起きた大和守(？)様。

大和守｢あっ！君、起きて大丈夫!?｣

優｢はい･･･その･･･ご迷惑おかけしました｡｣

大和守｢迷惑じゃないよ。良かった～｡｣

ほっとしたように微笑む大和守様。

薬研｢･･･もう少ししたら大将が帰って来る。どうすればいいか･･･｣

大和守｢確かに･･･｣

優｢･･･こんのすけさん｡｣

ﾎﾟﾝｯ(こん｢お呼びでしょうか！｣

優｢私の霊力は、隠せますか？｣

こん｢無理だと思います。審神者は霊力を鋭く感知しますので｡｣

優｢そうですか･･･｣

ならば･･･するべき事は1つだけ･･･