◎４１話 視線が合う３秒前 ページ45
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───政府審神者情報管理支部。
｢部長！！備前国本丸No.1385がブラック判定がつきました！！！｣
｢よくやった！！精鋭部隊と連絡とって本丸に奇襲しろと言っとけ！一時間後に俺も向かう！！｣
｢はいっ！！｣
｢石見国本丸No.634から緊急支援要請｣
｢すぐに支援部隊に連絡！！到着するまでレベル5の結界張っとけ｣
｢既にしました｣
｢流石俺の部下！終わり次第俺に伝えろ！！｣
｢わかりました｣
｢部長が目をつけていた例の本丸、やはり基準値より数値が下回ってるようです！！！｣
｢チッ…。あの豚の所か…、わかった今日中に警告書送っとけ！それでも変わらない様なら俺とお前で豚野郎んとこ行くぞ｣
｢え…。俺もですか！？｣
｢てめぇの担当だろうがてめぇの始末はてめぇでつけろ！！！！｣
｢は、はぃぃ！！！｣
そこは戦場だった。
ひっきりなしにかかる電話と忙しなく走り回る人の足音が別部屋のここからでも聞こえてくる。きっと壁一枚の向こう側には想像を超える光景に違いない。
｢申し訳ありません羽月様、太郎太刀様。こちらからお呼び立てしたのにこんな有様で…。なにしろこちらも人手不足でして…｣
｢い、いえ！｣
謝りながらお茶を出してくれる彼も徹夜続きなのか目の下に隈を作って力なく笑う。何だか自分の方が謝りたくなる。
｢おい
鼓とは目の前の彼の名前なのだろうか、ビクリッと肩を揺らした。そして私も聞き覚えある声に冷や汗が出る。鼓さんは大きな溜息を零して怒号の響く奥の戦場へと戻って行った。
｢部長羽月さんがいらっしゃってますよ｣
｢あ？あー…、そうだった。忘れてた｣
｢呼び出したのは凪部長何ですから早く行ってください｣
｢だがまだこの書類終わってねぇし｣
｢それは僕がやっときますから｣
｢あー…、悪いな｣
｢丸聞こえですね｣
｢…うん｣
扉が締まっていても筒抜けの会話に黙っていた太郎太刀も口を開いた。コツコツと足音が近づいてくる。ああ、お腹痛くなってきた。
ガチャリと扉が開く音がすごく重く響くのは私の気のせいだろうか。こんな時霧羽や短刀達に囲まれてイチャイチャしたい。
｢やっと来たか。ダメ審神者｣
ボサボサの髪に酷い隈。せっかくのイケメン顔も台無しだ。スーツも着崩れしていて一歩間違えれば放浪者。
｢お、お久しぶりです。凪さん｣
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加州☆鶴丸☆三日月☆一期ファン - 消さないでください！！！！！ (2017年2月25日 21時) (
レス) id: 4110b38b3b (このIDを非表示/違反報告)
七瀬 - 続きが読みたいです...消さないで。応援してます。 (2017年2月8日 17時) (レス) id: e4d207fc48 (このIDを非表示/違反報告)
ビタミン365日(プロフ) - 水鳥さん» コメントありがとうございます。そう言って頂けると嬉しいです！この作品も話がいっぱいになったので新章を公開したいと考えています。新作のご意見も感謝です！！参考にさせていただきます。 (2017年2月1日 21時) (レス) id: edca99e45f (このIDを非表示/違反報告)
水鳥(プロフ) - 私としてはお話を続けてくださると嬉しいです。新作の方は刀剣女士のものが見たいです。新作もこのお話も楽しみにしています (2017年1月31日 20時) (レス) id: 55fe5a8c04 (このIDを非表示/違反報告)
シアトル(プロフ) - 面白かったです！頑張ってください♪(´ε｀ )！ (2016年12月11日 9時) (レス) id: 93e9cd7354 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ビタミン365日 x他1人 | 作成日時：2015年6月16日 20時
