●３話 同じ魂で生まれたらね ページ5
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光忠殿に連れられた広間は沢山の刀剣男士達がいた。ズラリと並んでいるなか、真ん中にいた審神者様が駆け寄ってくる。
｢遠征部隊がまだ帰ってきてないけど先に紹介するね。新しく来た千子村正ちゃん。えっと…皆仲良くしてね｣
｢村正です。つっても村正は沢山あるので好きに詠んで下さいな。あ、あと戦闘は大好きです｣
自己紹介をすれば小生を見る目は多種多様、興味の目、探る様な目様々だ。その視線を流しながら全体を見回しすと見知った顔を見つける。
｢村正ではないか｣
｢あらら、その声は蜻蛉切殿？｣
大きな背丈に赤紫色の髪。昔と変わらず逞し体が
天下三名槍の風格を物語っている。
｢久しいなまさかお前が来るとは思わなかった｣
｢小生もまた貴方に逢えるとは長生きはするもんですね｣
｢えっと……｣
話に付いていけないと目で訴える審神者様の意図を読み取って蜻蛉切殿が口を開いた。
｢自分と村正は前の大殿とで何かと縁がありましてな｣
｢大殿って言うと徳川家康？｣
｢そうそう小生あの人嫌い、村正って名前だけで忌み嫌ってたんだから｣
彼は小生をと言うか村正自体を嫌ってた様で見つければ、折ったり、融かしたりと酷い事をしてくれた。
人間とは勝手な生き物だ。何かと作り出しては消していく。己達も偶然と偶然が重なったものばかりなのに仲間が消されていった。
思い出すだけで腹の中のドロドロとした感情が渦巻いていくのを感じる。人の姿になって前よりも“情”というものが湧き上がるのが容易くなったと、心の中で関心した。
昔は妖なれど、今は付喪神。全く不思議なものだ。
｢それじゃあ、蜻蛉切とは兄妹ってこと？｣
｢そうなるんでしょうか？まあ、村正と言う刀は沢山打たれましたから｣
それに相手は天下三名槍、己のような紛い物と一緒にするのは失礼だろう。
｢別に無理して兄妹として接しなくてもいいですし、今のままで構いません｣
今のままでいい。それはまぎれもない己の本心だ。これ以上、己の領域に入ってくる必要はない。
踏み込むようであれば容赦なく切り捨てる
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加州☆鶴丸☆三日月☆一期ファン - 消さないでください！！！！！ (2017年2月25日 21時) (
レス) id: 4110b38b3b (このIDを非表示/違反報告)
七瀬 - 続きが読みたいです...消さないで。応援してます。 (2017年2月8日 17時) (レス) id: e4d207fc48 (このIDを非表示/違反報告)
ビタミン365日(プロフ) - 水鳥さん» コメントありがとうございます。そう言って頂けると嬉しいです！この作品も話がいっぱいになったので新章を公開したいと考えています。新作のご意見も感謝です！！参考にさせていただきます。 (2017年2月1日 21時) (レス) id: edca99e45f (このIDを非表示/違反報告)
水鳥(プロフ) - 私としてはお話を続けてくださると嬉しいです。新作の方は刀剣女士のものが見たいです。新作もこのお話も楽しみにしています (2017年1月31日 20時) (レス) id: 55fe5a8c04 (このIDを非表示/違反報告)
シアトル(プロフ) - 面白かったです！頑張ってください♪(´ε｀ )！ (2016年12月11日 9時) (レス) id: 93e9cd7354 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ビタミン365日 x他1人 | 作成日時：2015年6月16日 20時
