●２話 初めまして審神者様 ページ4
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小生の目の前でぽかんと口を開いた女の審神者様に一礼すると｢政府に連絡しなきゃああぁぁ！！｣と叫びながら白い塊を持って走って行った。
｢忙しい方ですなぁ｣
｢君の登場に驚いたんだよ｣
審神者様をやれやれとした顔で見送る黒に目を移す。片目を眼帯で覆った彼と目が合い、ニコリと笑った。
｢貴方は燭台切光忠殿かな？｣
｢ああ、そうだよ。僕は燭台切光忠、政宗公に仕えてた｣
名だけしか知らないが妖の頃よく耳にしたな。名前はかっこ悪いけどね、と笑う彼。燭台切が気になるのなら光忠と呼ぼう。
｢君は刀剣女士、で良いんだよね｣
｢如何にも生物学上は女です、何故でしょうかね。私が妖刀だから？｣
｢きっと、違うと思うけど…｣
取り敢えず本丸を案内するよと、光忠殿に連れて行かれた。
***
本丸を案内され粗方理解した頃、光忠殿は夕食の準備とやらで自由に出回ることにした。
茜色に空が染まり己の影に見つめながら息を吐いた。
｢誰アンタ？｣
声を掛けられ振り向くと、じんばいろの羽織に一つに括っているポニーテールの青年が己の前に立っていた。
｢どうもどうも小生は千子村正です。ついさっき起きたばかりでどうぞ宜しく｣
｢ふーん…、僕は大和守安定。沖田総司の愛刀のひとつ宜しく｣
｢アンタ、刀剣女士？って言うの、そんなんで刀振るえるわけ？｣
｢あははー、そこん所はご心配なく。貴方よりは性能良いんで｣
｢……へぇ、言ってくれるね｣
するりと刀を抜く大和守殿、お、殺るか殺るか？ニヤニヤする剥き出しの刀を手にとり構えるが。
｢はーい、ストップ｣
第三者に止められた
｢む、光忠殿｣
｢ほら、安定くんも刀しまって｣
｢チッ｣
渋々とその場を去って行った大和守殿を見送れば光忠殿は呆れた様に溜息を零した。
｢所構わず相手を挑発するのはどうかと思うけどな｣
｢すいません、つい｣
｢次から気を付けてね｣
｢はーい｣
曖昧に答えた小生にまた溜息を零し、広間に連れて行かれた。
初対面では挑発禁止
(あ"ー!!ムカつく!!)
(何怒ってんの？)
(次会ったら絶対首落とす)
(怖いから！？)
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加州☆鶴丸☆三日月☆一期ファン - 消さないでください！！！！！ (2017年2月25日 21時) (
レス) id: 4110b38b3b (このIDを非表示/違反報告)
七瀬 - 続きが読みたいです...消さないで。応援してます。 (2017年2月8日 17時) (レス) id: e4d207fc48 (このIDを非表示/違反報告)
ビタミン365日(プロフ) - 水鳥さん» コメントありがとうございます。そう言って頂けると嬉しいです！この作品も話がいっぱいになったので新章を公開したいと考えています。新作のご意見も感謝です！！参考にさせていただきます。 (2017年2月1日 21時) (レス) id: edca99e45f (このIDを非表示/違反報告)
水鳥(プロフ) - 私としてはお話を続けてくださると嬉しいです。新作の方は刀剣女士のものが見たいです。新作もこのお話も楽しみにしています (2017年1月31日 20時) (レス) id: 55fe5a8c04 (このIDを非表示/違反報告)
シアトル(プロフ) - 面白かったです！頑張ってください♪(´ε｀ )！ (2016年12月11日 9時) (レス) id: 93e9cd7354 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ビタミン365日 x他1人 | 作成日時：2015年6月16日 20時
