●２２話 さぁ、始めましょうか ページ24
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｢これ御守り。これで少しは折れにくくなるから｣
｢ありがとうございます｣
｢刀装ちゃんと持った？馬の準備中はいい？怪我したらすぐ帰ってきてね｣
｢ご主人そんなに心配しなくとも大丈夫ですから…｣
｢うー…、わかってるけど…。あと、霧羽…｣
｢？？｣
｢絶対に帰ってきて。誰も折れず。それで帰ってきたらみんなでご飯食べよ｣
｢はい。ご主人の心配した顔は似合いませんからね。笑顔で迎えに来てください。それなら小生も嬉しいです｣
｢ぐはっ、かっこ良すぎか｣
悶えているご主人に首を傾げ、失礼しますと一言残して立ち去った。
｢あ、どうも鯰尾藤四郎です。今日はよろしくお願いしまーす｣
｢こちらこそ｣
｢よっ、遅かったな｣
｢おい、隊長ならもっと早くしろ｣
｢霧羽さんちゃんと刀装持ちましたか？｣
ゲート近くでは第一部隊の面々がすでにいた。鯰尾殿と鶴丸殿に挨拶(鯰尾殿に関しては自己紹介)され、へしくんからは軽くお説教を食らった。堀川殿は己に近づきちゃんと刀装を付けたか確認される。この頃堀川殿が傍にいるなとひとりごちに思った。
視界の端にじんばいろの羽織を捉えて全員いることを確認し皆を集める。
｢今回の出陣で隊長を任せられた霧羽です。ご主人のご命令で場所は錬度が高い鶴丸殿、堀川殿、へしくんがいるという事なので墨俣に向かいます｣
｢任せてください!!｣
｢主命なれば…｣
｢大船に乗ったつもりで任せとけ!!!!｣
｢お手伝いなら任せて｣
｢…｣
鳥居のゲートの前に立てばシャンと大鈴が鳴り、光に足を進めた。
光が消えた場所は濃い霧が広がっていた。
｢鶴丸殿此処はいつも霧が深いのですか？｣
｢いや、こんなに霧を見るのは君を見つけた時以来だ｣
｢そうですか｣
｢霧羽さん前方に敵が!!｣
｢わかりました。霧に紛れて布陣の報告をして下さいな。隙を見て奇襲をしかけましょうか｣
遠くから見える紅い瞳をした鬼。奴らが歴史修正主義者。歪にゆがんだ身体からは穢れが溢れている。布に巻かれた本体に手をかけニヤリと笑った。
妖刀霧羽、いざ参る
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加州☆鶴丸☆三日月☆一期ファン - 消さないでください！！！！！ (2017年2月25日 21時) (
レス) id: 4110b38b3b (このIDを非表示/違反報告)
七瀬 - 続きが読みたいです...消さないで。応援してます。 (2017年2月8日 17時) (レス) id: e4d207fc48 (このIDを非表示/違反報告)
ビタミン365日(プロフ) - 水鳥さん» コメントありがとうございます。そう言って頂けると嬉しいです！この作品も話がいっぱいになったので新章を公開したいと考えています。新作のご意見も感謝です！！参考にさせていただきます。 (2017年2月1日 21時) (レス) id: edca99e45f (このIDを非表示/違反報告)
水鳥(プロフ) - 私としてはお話を続けてくださると嬉しいです。新作の方は刀剣女士のものが見たいです。新作もこのお話も楽しみにしています (2017年1月31日 20時) (レス) id: 55fe5a8c04 (このIDを非表示/違反報告)
シアトル(プロフ) - 面白かったです！頑張ってください♪(´ε｀ )！ (2016年12月11日 9時) (レス) id: 93e9cd7354 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ビタミン365日 x他1人 | 作成日時：2015年6月16日 20時
